ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■NHK「のど自慢」でもっとも大切なのは「予選会」
地元が同じとはいえ、ひとつの番組に一緒に出演したというだけで、こんな「絆」が生まれる番組というのは、他には無いと思われます。
いまや、クイズ番組でも「プロのおバカタレント」が幅をきかせていて、「素人」の出番はほとんどありませんし。
僕はいままで、「のど自慢」を自分から観ようと思って観たことは一度もないのですが、それでも、実家でいつのまにか流れていたり、病院の待合室で患者さんが観ているのをよく見かけますし、「ほんとうに古臭い番組だなあ」なんて思いながらも、けっこう眺めてしまうものなんですよね。
参加希望の素人を集めて、ただ順番に歌わせて鐘を鳴らすだけというシステム、しかもこれだけの長寿番組ですから、「ああ、ラクに作れる番組なんだろうなあ」と思っていたのですが、この記事を読んで驚きました。
予選でも生バンドの演奏で歌えるし(40秒間だそうですが)、出演順も大事な「構成」のひとつ。席順まできっちりと決められている。
さらに、アレンジャーが、「参加者ひとりひとりのために」本番用の譜面をつくるのです。
僕の「シンプルで作るのがラクな番組」だという先入観は、見事に裏切られました。
出演者が順番に出てきて歌い、鐘の数で評価されるというだけのシステムなのだけれど、それで視聴者を楽しませるために、スタッフはここまでの「演出」を行っているのです。
まあ、「すべて演出」だと思ってしまうと、それはそれで面白くなくなってしまいそうではありますけどね。
03月02日(金)
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