ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「粥」「愛欲」「変」という言葉を身体に彫る人々
「日本人は、外国語(とくに英語)をありがたがって、意味もよくわかっていないのに使いすぎる」という批判はよく耳にします。僕も長年「そうだよなあ」と感じていたのですが、これを読んでみると、「外国の言葉に憧れる傾向」というのは、日本人特有のものではないようです。
そういえば、僕がアメリカに行ったときも、ヘンな漢字のTシャツを着ているアメリカ人がけっこういたものなあ。
そもそも、アルファベットで生活しているアメリカ人の大部分にとって、漢字というのはあまりに複雑すぎるみたいです。アメリカでカードを使ったときに、店員さんが僕の名前を真似して書いた漢字は、あまりに前衛的というか、象形文字に近いものでした。でも、その店員さんは、「これでOKだね!」とか平然と言っているんですよ。これだと、偽物のサインでも、とにかく漢字らしく見えればいいんじゃないだろうかと、ものすごく不安になりました。
「Bitch」とか「Fuck」とか書いてあるTシャツを着ている日本人もたくさんいるので、あまりバカにはできないのでしょうが、それでも、「一生残るかもしれない刺青」を、その言葉の意味をよく知らないまま入れてしまうというのはけっこう凄い。「粥」とか「血腸」とかだと、それはそれで「ミステリアス」かもしれませんし、ブリトニーのお尻に「変」というのも、それはそれで悪くないような気もしますけど、本人が想定していた意味とあまりに違うというのは、やはり悲劇だとしか言いようがありません。
ここで紹介されている日本の商品名も、なかなか味わい深いというか、事前にチェックしなかったのか?と言いたくなります。実際のところ、「コロン」は、大腸のcolonとはスぺル違いのcollonですし(たぶん、英語圏の人にとっては、「ものすごく似た言葉」なのでしょうけど)、ポカリ・スウェットというのも「汗水」というニュアンスそのものは、清潔感はないけれど、メーカー側の意図とそんなに外れてはいないようにも思えますが、英語圏の人からみれば噴飯ものなんだろうなあ。駅で、「お前の肛門に戻れ」なんて見つけたら、そりゃあもう即座にデジカメで撮影して、ブログにアップしたくもなるでしょう。
とりあえず、外国語で刺青を入れるときには、注意が必要なのは間違いないようです。もっとも、日本語で、「○○命!」なんて入れてしまって、その恋人と別れたあと、刺青を消すために苦労するなんていうのは、それ以前の問題なのだけれど。
10月01日(木)
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