ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「採用のプロ」が語る、新卒者の面接で聞いておきたい「たったひとつの質問」
 でも、こういう質問をいきなり投げかけられて、すぐに答えるのって、実際にはものすごく難しいですよね。実は、僕自身これを読んでから一日ずっと「どう答えるか」を考えているのですが、率直なところ「うーん、僕にはそんなことはないかも……」という答えが頭に浮かんできてしまいます。
 逆に言えば、日頃から、「自分はこれを大切にして生きていこう」という「芯」みたいなものを意識している人でないと、答えられない質問だと思うんですよ。
 河野さんが例としてあげておられる「サークル活動で辞めそうだった人を引き止めた」とか「愚直にウソをつかずにやってきた」なんていうのは、いかにも「面接的な答え」のような気がするし、僕はこういうのを声高に語るのは、ちょっと恥ずかしいのですけど……

 ただ、おそらく河野さんや糸井さんのような面接官は、この質問に対して、具体的な答えの内容で判断するのではなくて、「よく聞いてくれました!」と身を乗り出してくるか、「困ったな……」と身を固くしてしまうかを見ているんでしょうね。
 「サークル活動で……」の人も、いかにも「面接対策で考えてきました」という雰囲気だったら、結果的にはあまり良い点数はつかないはず。

 それにしても、こういう話を読むたびに、面接を受けなければいけない時代には、面接官が本当に見ているところをわかってなかったよなあ、と感じずにはいられません。お辞儀の角度が素晴らしいから、こいつと一緒に働きたいだなんて、思うわけないのにね。

06月05日(木)
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