ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「マンガ文庫」の歴史と現状
 しかしながら、このコラムにもあるように、僕もいつのまにか「マンガ文庫」を買わなくなってしまいました。
 「マンガを文庫化する」というのは、「肝心の絵が見づらくなる」という大きなデメリットはあるものの、「昔単行本で読んだものが、まとめて文庫で読める」というだけでも大きな魅力があったはずです。
 ブームに乗ってあまりに多くの作品が「文庫化」されることにより、コンテンツは不足し、「話題性では単行本に及ばず、価格や手軽さという点ではコンビニ向けの単行本に負ける」という状況では、現状の「マンガ文庫」は、非常に厳しい状態にあることは間違いなさそうですが……

 1976年、1992年という今までの「マンガ文庫ブーム」の歴史を考えてみると、そろそろ「第3次マンガブーム」が来てもいいんじゃないかな、とも思うのですけど、時代はむしろ「読み捨ててもいいコンビニ売りの単行本」と「豪華愛蔵本」に両極化しているんだよなあ……

04月22日(火)
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