ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■直木賞を取るための「必勝パターン」
 僕自身は、『赤朽葉家の伝説』のほうが好みなので、『私の男』に授賞するのなら、『赤朽葉家』のときに……とも思ったのですが、もし、桜庭さんが前回の候補になっていなければ、「あと1作様子を見よう」というような評価で、今回は受賞できなかった可能性も高かったと思います。
 あまりに「候補になっては落選」が続くと、選考委員に「また同じような作品を……」と飽きられてしまう危険性もあり、「2回連続くらいがちょうどいい」のでしょう。

 この「直木賞の取り方」の話、聞いたからといって、誰もが簡単に『オール讀物』や『小説現代』を発表媒体にできるわけがなく、「狙って2回連続で直木賞候補になる」のも至難の業なので(それを狙ってできる人なら、一発で受賞できるのではないかと)、参考にはならないんですけどね……

 もしかしたら、桜庭一樹さんは、今回「狙ってた」のでしょうか?

01月17日(木)
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