ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「ベビースターラーメン」開発秘話
 僕が最初に”ベビースターラーメン”を食べたときに感じたのは、確かに「カップラーメンの切れっ端みたいだなあ」ということだったので、中村さんへのインタビューを読むと、"ベビースター”の前身は、まさに「クズ麺」だったというのは感慨深いです。それにしても、50年近く昔の食糧難の時代から、現在の飽食の時代まで愛されてきた”ベビースターラーメン”というのは、本当に息の長い商品です。シンプルだから、かえって飽きられないのかもしれませんし、あの細い麺をポリポリと噛み砕く快感は、確かに、他のお菓子にはないものではありますよね。麺類というのは、軟らかくてスープに浸かっているものだ、という先入観を持っていた僕たちにとって、「固い麺をかじる」というのは、ちょっと勿体ないような感じもしましたし、違和感もあったのです。

 そういえば、当時は「生でも食べられるし、そのままお湯をかけるとカップラーメンになる」なんていう似たような商品もありましたよね。
 お湯かければラーメンになって、一食分浮くのになあ……そのまま食べても、おやつにしかならないし……などと悩みながら、あっという間に食べてしまうものなんですよね、”ベビースターラーメン”って。

09月15日(土)
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