ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■コミュニケーション・ツールとしての「口裂け女」
あらためて言われてみると、この手の「異形のもの」のデザインというのは、妖怪にしても宇宙人にしても「人間に似ている」あるいは「人間以外の地球上の生物に似ている」ものがほとんどです。まったく地球とは違う環境で進化した宇宙人が、あんなに「人間っぽい姿」をしている可能性は低いような気がするのですけど、やはり「人間の想像力には限界がある」のかもしれないな、という気もします。「人間には思いもつかないような姿をしている」のだとしても、それを「想像して絵にできる人はいない」わけで。
「口裂け女」という都市伝説が、「塾」という「同じ学校での共通の話題を持たない子供たちのコミュニケーション・ツール」という一面を持っていたというのには、なるほどなあ、と感心してしまいました。
テレビゲームもなく、子供向けのマンガ雑誌も少なく、塾で勉強の話なんてするのはカッコ悪いと思っていた当時の僕たちには「同じ塾にいる他校の生徒との共通の話題」というのがとても少なくて、どうやって話しかけていいのか、すごく困っていたんですよね。そんななか「共通の話題」としての「口裂け女」というのは、本当にその存在を信じていたかどうかはさておき、「話しかけるキッカケ」としては、非常に重宝されていたのでしょう。
「口裂け女は100mを5秒で走る!」というような話を聞いて、「それなら日本代表としてオリンピックに出ろよ口裂け女……」とツッコミたくなったのは僕だけではないと思うのですが。
それにしても、このお二人の対談のなかで僕がいちばん驚いたのは、「多摩川には使用済みのパンツが落ちている!」という話でした。
むしろ、この話の方が僕にとっては「都市伝説」です。子供の頃にこれを聞いていたら、近くの川原に探しに行ったかも。
そういえば、僕も昔から、道路の真ん中に靴が片方だけ落ちているのを見つけて、「なんでこんなところに?」と疑問だったんだよなあ……
06月03日(日)
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