ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■『14歳の母』を生んだ脚本家の「取材力」
この話のなかで僕が最も印象に残ったのは、井上さんが「妊娠したら、一番知られたくない人は誰かと聞いて回った」ということでした。「友達」という答えは、自分が14歳のときだったら確かにそうだろうな、と思い当たるものではあるのです。でも、大人になってしまった今、同じことを問われたら「親」や「先生」と答えてしまいそうです。もし僕が脚本家ならば、「3年B組金八先生」を観て育った影響もあり、「妊娠した14歳の女の子を助けるために、友人たちが立ち上がる感動のストーリー」を何の迷いもなく書いてしまいそうな気がします。そのほうが「ドラマチック」だろうと思い込んで。しかしながら井上さんは、そんな「大人からみた、脚本家からみた『常識』」を疑って取材をすることによって、あの『14歳の母』というドラマを書き上げたのです。そもそも、そこに疑問を持つことができるかどうか?というのが「センスの違い」なのかもしれません。
中学生に「妊娠したら、一番知られたくない人は誰?」なんて聞いて回るというのは、思いついても実行するのは大変な作業だとも思うんですけどね。僕がやったら、セクハラで捕まるかもしれない……
04月04日(水)
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