ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■個性的な披露宴における「ジャストマリード号」体験記
話し相手に恵まれなかったらかなり辛い時間を過ごさざるをえなくなるのではないでしょうか。
たぶん、阿川さんのお兄さんたちは「質素で親近感あふれる式」をやりたいということだったのでしょうし、それは、この文章からも伝わってくるのですが、自分が招待客であれば、「もうちょっと御馳走が出てくるかと思ったのに、なんだか寂しいなあ」とか、「せっかく美容院で髪をセットしてきたのに……」なんていう気分になりそうではあるんですよね。「個性的」というのは素晴らしいことだけれども、「個性的」だからといって、必ずしも優れているとは限らない。現実にはむしろ、「個性的だけど失敗」してしまうことのほうが多いのではないでしょうか。披露宴を盛り上げるための要因は、芸能人がたくさん来るようなものでないかぎり、式そのもののオリジナリティというよりは、本人たちの熱意や周囲の友人・親族たちの親愛の情の深さであるように僕は感じます。
もちろん、「個性的で楽しい披露宴」の経験も僕にはあるのですが、実際は「ただ個性的であれば良い」のではなくて、ちゃんと手間をかけて準備が整えられていればこそ、「個性」というのは生きるのです。ダメな「個性」って、「非常識」だと受け取られがちだし。
ただ、これを読んでいると、その「ジャストマリード号」の運転経験というのも、時間が経てばいい思い出になっているような気もするんですけどね。こうして、エッセイのネタにもできていることですし。
09月04日(月)
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