ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「なぜ死ねるのか?」という問いへの特攻隊員たちの「答え」
 現代人の感覚からすれば、「マザコン」とかなんとか揚げ足を取られてしまうのかもしれませんが、要するに、彼らは「国」とか「天皇陛下」というような「大義名分」のためにではなくて、自分の目の前の大切な人を守るために、粛々として死んでいったのです。それは、現代人にとっての「妻」とか「恋人」とか「家族」のためと言い換えても良いでしょう。
 彼らの多くは、死にたくはなかったし、「こんな時代を恨んでいた」のです。彼らも、僕たちと同じような「人間」だったのだし、逆に、今の世の中に生まれていれば、ニートやオタクになっていたかもしれません。
 ただ、彼らが「正気」のまま「特攻」していったのだと想像するのは、正直、かなり辛い面もあるのですけど。

 今日は8月15日です。
 小泉首相の靖国神社参拝などもあり、「国家」としての日本のありかた、外国との接し方について、さまざまな論議がなされています。
 でも、忘れてはならないのは、「戦争で、本当に苦しむのは誰か?」ということだと思うのです。
 日本の「国家の品格」も大事なのかもしれないけれど、こうしてネットで発言している一人一人の大部分は、「国家」を動かし、兵士を駒にして戦争ゲームができる存在ではなくて、「戦場で殺したり殺されたりしなければならない人々」ではないのでしょうか。

 特攻隊員は、けっして、「特別な若者たち」ではなかったのです。好きで「悲劇のヒーロー」になったわけじゃない。
 だからこそ、「普通の人間」である僕たちは、総理大臣の立場ではなくて、彼らの立場になって、もっと「進むべき道」を考えてみるべきだと思うのです。
  

08月15日(火)
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