ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■被告人席の「演技者」たち
ここで紹介されている「言い訳」の数々は、第三者である北尾さん、そしてこれを読んだ僕にとっても、「そんなバカな!」とツッコミを入れまくりたくなるような代物です。どう考えても、これで罪が軽くなるとは思えないのですが、そんな「言い訳」をしてしまうほど、多くの場合、被告というのは追い詰められてしまうものなのですね。それとも、開き直って、「万が一でも減刑されたら儲けもの」というくらいの気持ちなのか。そういう「言い訳」に対して、サッカーの試合みたいに「『シミュレーション』と認定されて刑が重くなる」ようにできないものなのでしょうか。
それにしても、裁判官というのも、けっこう大変な仕事なんだなあ、と、これを読んであらためて痛感しました。仕事とはいえ、こういう「サル芝居」を、形だけでも真面目に聴いていないといけないのですから。おそらく、裁判の中には、「またこんなくだらない事件……」とか「そんな言い訳は、もう聞き飽きたよ……」とか言いたくなるようなものも、けっして少なくないと思うのです。病院がみんな「救命救急24時」に出てくるような「戦場」ではないのと同じように、裁判所で扱われる「事件」だって、そんなにドラマチックなものばかりであるはずはないのですから。
そういった状況にも感情的にならずに、要点をおさえながら冷静に「判決」を下していかなければならないなんて、本当に厳しい仕事ですよね。僕だったら、絶対に居眠りしそう……
裁判官だって人間ですから、心の中では、「この犯人は死刑に値する」と憤りながらも、「無期懲役」の判決を出していたりもするんだろうなあ、きっと。
07月15日(土)
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