ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
[10028021hit]
■「日本の国民に謝罪」なんてしなくていいのに。
日本の場合、地元の長野オリンピックの際は、開催国ということでそれなりにお金をかけて強化していたみたいなのですが、「長野以降」は、なかなか次の世代の選手への世代交代が進んでいかないのです。そりゃあ、日本国内で人気がなく、お金にもならない競技が、4年毎のオリンピックのときだけ急に強くなるわけなんてないのです。
そういう意味では、あの女子カーリングチームが、あれだけ困難な競技環境のなかであそこまで健闘したというのは、まさに「偉業」でしょう。
それにしても、この「アテが外れたこと」を謝罪するというのは、なんだかちょっとヘンですよね。天気予報じゃあるまいし、メダルが獲れなくて無念なのは、観ている国民より選手団のほうに決まっています。国民は、ちょっと「失望」はしたでしょうけど、原田選手の失格や荒川静香さんの金メダルで僕の人生が変わるなんてこともないわけで。「みなさんは残念に思っているだろうけれど、選手たちはできるだけのことをしました」とか言ってはダメなのかなあ。
もちろん「国民が日頃から応援してくれないからダメだった」なんて、口が裂けても言えないだろうけど。
しかしこの「とりあえずスノーボードのDQNコンビをスケープゴートにしておけ!」みたいなのって、なんだかとってもみっともないし、「お祭り」なんだから、多少欲目でみてしまうのもしょうがないのかな、とも思うのですよね。そりゃありアルタイムで観ていて、メダル候補のはずの人がいきなりゴロゴロ転がってしまっていたりするとガッカリしますけど、予想通りにいかないのがスポーツの面白さなのだし。それに、こうやって選手のことをあれこれみんなで話したりするだけでも、その人なりに「オリンピックに参加し、楽しんでいる」ということなのだとも思うのです。そういう意味では、今回のオリンピックって、「語りたくなるところ」が沢山あって、けっこう面白かったのではないかなあ。
まあ、予測なんて、どんな場合でも「最悪の場合はメダルゼロ」に決まっているので、そんな予測が当たっても嬉しくもなんともないからなあ。
「がっかりした」と言う人だって、「がっかりできるくらい期待できるものがあった」というのは、決してマイナスじゃないですよね。それこそ、お金を賭けてたわけじゃないのだから。
それにしても、荒川選手の金メダルは、すべてを「浄化」してしまったような気がします。世の中というのは、本当にうまくできているものです。僕の心の中には、「メダルゼロのオリンピック」になってしまった場合の世間のリアクションを観てみたかったというような、ちょっとだけ残念な気持ちもあるのですけど。
02月27日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る