ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「我が野球人生に、一片の悔いなし!」
 今年も「意外な開幕投手」に指名されたものの、考えてみれば、これは最初で最後の落合監督の「予想外のオレ流」だったのかもしれません。実際、この起用以外の今シーズンの落合野球には、そんなにセオリー無視の采配はありませんでしたし。でも、あの開幕戦で川崎投手が打ち込まれたあとの大逆転劇が、結果的には今シーズンの中日の優勝に繋がったような気もするのです。

 今日の「引退試合」で川崎投手は、古巣ヤクルト相手に1回を投げ、3者連続三振にきってとりました。どんな思いでマウンドに立っていたかは想像もつきませんが、おそらく、「このまま引退してしまう悔しさ」と「やっと引退できるという安堵感」が入り混じっていたのでしょうね。
 端からみれば、「四年間何の結果も出せなかった人」でも、本人にとっては、本当に辛くて長い日々だっただろうし。
 「そんなに悔しいのなら、年俸返上しろよ」とか「契約が残っていてもさっさと引退しろよ」という声もありましたが、もし自分が川崎投手の立場だったら、「このままでは引退できない」し「今後の生活を考えたら、貰える給料は貰っておきたい」に違いありません。
 いずれにしても、川崎投手の事例は、「野球選手の長期契約」について、球団側にとっては大きな「反省材料」になったのだとは思います。

 【「野球人生に悔いはない。人に恵まれ、自分は本当に幸せ者でした」】
 ヤクルト時代は何度も優勝もして、「けっして不幸な野球人生」ではなかったのでしょう。
 でも、やっぱり「4年間も何もせずに給料もらえたしね」と言われてしまうのは仕方がないような気がします。陰でどんなに厳しいトレーニングをしていたとしても、2億円貰っているのなら、イヤミを言われるくらいの「責任」はついてまわるものだろうし。
 もしずっとヤクルトにいれば、同じ「怪我で引退」にしても、もっと違った感慨もあったのかもしれないけれど、その場合、おそらく年俸は大幅に下がり、4年間も待ってはもらえなかったとしても。

 そういう意味では、川崎投手は「運が良かった」のか「悪かった」のか、なんとも言えないところです。
 何事にも完璧な「幕引き」というのは、本当に難しいものですね。
 

10月03日(日)
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