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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■病理学総論が腹膜播種
さてさて、一日勉強した感漂いすぎの伯耕です。
午後は薬理学演習、4日目の今日が最終日。
今までどういう事をやってきたかといいますと、
高血圧と心不全を併発しているある女性患者さんの症例をもとに、
強心剤であるジギタリスとその他の抗高血圧剤の併用について、
グループ間で討論をするという企画。
講義でとりあえず知識を詰め込むのではなく、
症例を元にいろいろ考えさせられるので、なかなか面白い演習なのです。
患者さんの病状によってクスリの選び方が全然異なってくるし、
そもそも患者さんがクスリをちゃんと飲んでくれるか
までいろいろ考えなければならないところが
さすが人間を相手にする「医学」だなあと実感したのでした。
そして、演習の最後に私たちのグループの担当教授がありがたいお話。
教授いわく
「人間というのは一人一人が全く異なった存在です。」
ふむふむ。
「それはもちろん薬の効き方だけではありません。」
ふむふむふむ。
「性格、人格も人によって全く違いますね。」
たしかに。
「自分と全くちがった人間がいるのだ、
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↑深すぎる。
さすがその道の権威です。おっしゃることに味があります。
その後も教授の学生時代のお話などをいろいろ拝聴し、
薬理学演習はなかなか好評のうちに終了したのでした。
さて、演習が終わったら今度は病理学総論のテストがあります。
てか、最近テスト多すぎです。
どれかひとつのテストに的を絞ると
他の試験勉強に手が回らなくなる可能性があります。
しかも意味不明に実習やら演習やらが入りまくってます。
これは絶対にカリキュラムのミスだと思うのですが。
そんな状況、医学生たちは↓このようにグチを言い合うわけです。
※ここから下はマニアックな世界です。興味が無かったらごめんなさい。
夕暮れの学部構内、テスト会場の解剖棟に向け歩く俺とYa田。
「てか絶対カリキュラムおかしいと思うんだけど。」
「てか病理学総論落としたのがちょっと痛いよなあ。」
「病理学って絶対予後が悪いよな。」
「そうそう(笑)。上皮内癌のうちに適切な対応しておかないと・・・」
「他の科目に浸潤する(笑)。」
「今まさにそうだろ。もしかしたら病理学総論、
いまやってる薬理学に転移する可能性大だわ(泣)。」
「そうそう、もはや悪性腫瘍。」
「てか、この11月は病理、薬理、神経科学と原発巣が多すぎだ。」
「やばい、播種性転移起こすかもしれん。」
「他の科目やら演習やらに影響がばらまかれるんやな〜(笑)。」
「もしこれで留年したらいったい何が諸悪の根源だったのやら。」
「案外組織学あたりがlatent carcinomaだったりしてね(笑)。」
まさに落とした科目は悪性腫瘍そのものです・・・。
あっちこっちの科目に転移してそっちも癌化しそうです・・・。
そんな訳で、上皮内癌は残念ながら見逃しても
粘膜内癌のうちに治療したかった病理学総論でしたが・・・
いざ、受験してみれば
予想をはるかに越えた
悪性
でした・・・。
本試よりもはるかに難しい!てか過去最強(泣)!
ああ、とりあえず
腹膜播種だけは阻止します。
※腹膜播種
癌細胞が腹腔内にばらまかれた状態。非常に予後が悪い。
11月12日(水)
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