ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■8191,閑話小題 〜明日は… 中学校の同期会

   * 大事をとって欠席に…
 3年ぶりの同期会… 今年度は心筋梗塞一歩手前で手術をうけて欠席!予定。
78歳ともなれば次回は生きている保証がない。でも、数十人を相手に酒を交わす
自信もなく今回は欠席。仕方がない! 今回は30人しか出席がないと幹事から
連絡があった。連絡欄には本人か、相方の病院通いの連れのつきそいの理由が多い
と言う。考えてみたら喜寿の世代である。身体も心も歪みが出てくる時節。
ジムで、己の身体が己と想えない錯覚に陥る瞬間が多々ある、ここが踏んばり
時と思うが、身体は嘘をつかない。喜寿なら、仕方がないと割切るしかない。
 ーーーー
   * 私の人生のピークを考えると…
 御多分に漏れず私にとっての人生のピークは20歳前半!それも25歳である。
昭和40年代半ばの頃、坂の上の雲を眺めつつ、フレッシュな日々であった。・・・
当時の流行歌はブルコメ、加山雄三など未来が輝いた歌謡曲ばかり!小説と言えば、
司馬遼太郎の一連の歴史小説の花盛り… 早稲田大の事務職の理事の青雲寮での
呑み会〔コンパ)と大学のクラブと、ゼミが社会へのドアのようであった。
誰もが自分のために、外科医があると、信じられる空気感に満ちていた。確かに、
面白かった日々。 それが昨今、如何だろう? 年齢と供に、世情が暗く感じられ、
三次世界大戦が始まろうとしている! 良い時代に活きた実感が残ってはいるが、
何やら、ドス黒い、空気が世界を覆い隠そうとしている… Youtubeの映像!は、
セイロンの社会的不穏を伝・・・・・・

・・・・・・
7536、閑話小題 〜‘エッ’…何なに! −C 
誕生害悪論」が有るとは…

2021年10月03日(日)

 いまだに、ショックが抜けてない。長生きは善、人間に生をうけた幸運に
疑問を持ったことなど一度も無いのは、両親、時代背景に恵まれていたからに
過ぎないからである。その現実を体感するには、秘・異郷旅行で現在置かれて
いる世界から一歩、二歩、外に出てみればよい。それぞれ世界は、かけ離れ、
変化している。誕生害悪論の一部を垣間見ることは、少ない。
一足早く亡くなった知人友人に対しては、気の毒に…と、明かに上から目線。
格付けされる直前の義務教育最終年の中学校の同級生に早死に対する現実の
気持ちは、「気の毒に、勿体ない!」だったが、「誕生害悪論」からすれば、
<早く人生を全うできて良かった>なる。とすると、この論は理にかなう。
 長生待望は、現在の健康状態の延長が前提。早々にプッツンも、悪くない!
後期高齢の年齢になってみて、身体が不自由になり、呼吸困難になり、苦痛の
極致になれば、「生まれてこなければ、こんな苦痛を経験しないで済んだのに」
と思うのは仕方がない… ≫

 元気の内には、中村天風の『積極一貫』を論じて、晩年ともなれば… 
「誕生害悪論」とは… 内なる良心が冷ややかな目線で… 
 「誕生害悪論」をネット検索すると …以下のとおり…
≪ ギリシア宗教は際立った逆説を具現している。
 神の力は最高の地位に据えられ、神々はさまざまな仕方でこの力を人間に
授けると主張されているにもかかわらず、われわれは、ギリシア人が自分の
業績を楽しまず、人生は煙の如き影、人間は夢幻という憂欝な結論に達している
のを知って、しばしば驚かされる。
 ソポクレスは最盛期のアテナイと共に生涯を送ったのであったが、
それでも世人の感情をこう表している。
 
  生まれいでぬことこそよけれ、
  すべてに優るはそれと言う。
  この世に生を享けたからは、
  生まれる前の所へと少しも早く戻るこそ、
  何を措いても次に善きこと。

 ペリクレス時代の偉大な人々の間にあって対等に生きた詩人から、このような
言葉が出てくるとは到底予想できない。この言葉は一個人の告白ではなく、劇中
の台詞であると言うにしても納得できない。問題は、ギリシア人がこの種のことを
しばしば語ったということである。 彼らの生に対する執心は、何ごとも為すに

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10月03日(火)
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