ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6903,閑話小題 〜人生花尽くし
   * 人生花尽くし

 元旦に帰省してきた息子2人と家内を含めた恒例の新年会を
駅裏の居酒屋で飲む。 そこのコースターにあったのが、これ! 
 読返すほどに味が出てくる
 
 〜「人生花づくし」〜

 親の教えは  きくのはな  
悪に染まれば  くずのはな
 人の悪くち  くちなしで  
愚痴とまやかし なしのはな
 頭は垂れて  ふじのはな  
笑顔あかるく  ひまわりで
 愛をはぐくむ  ばらのはな  
心清らか    しらゆりで
 香りも高き  うめのはな  
迷いの綱は   きりしまで
 罪と障りは  けしのはな  
失意の胸は   なでしこで
 世は移ろいて あじさいの  
翳り背負いて  ゆうすげで
 月日は早く  たちばなで  
年もつもれば  こけのはな
 恍惚きざせば ぼけのはな  
露よりもろき  あさがおで
 行者の照明  つげのはな  
散り際さやか  さくらばな
 先は浄土の  はすのはな

こんな「花づくし」の人生を送れると、いいが!

 ―
▼ 目出度し目出度し(愛でたし)だが、これでは世人そのものの、
 面白くない人生をおくる羽目に。  そこで…
「人生、生きもの尽くし」を思いたったが、即興で思いつく能もなし。
イメージは、以前、テーマにした、林に住む、昆虫と、モグラ、コウモリ、
鳥と、近くの海と川に住む魚。それぞれの生物にも種類がある。時間を
かければ面白いのだろうが… 「世人 迷いづくし」の私めには無理。
そこで、組合せを変えてみると、なかなかの捻りになる。

親の教えは  呆けの花
人の悪くち  くずのはな
恍惚きざせば はすのはな
年もつもれば くちなしで
露よりもろき さくらばな
頭は垂れて  こけのはな

・・・・・・
6538,閑話小題 〜映画評『マスカレードホテル』
2019年02月07日(木)
   * ホテル業の影の部分
 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」じゃないが、『新潟駅前の暴力団事務所が二つ
ある中で、4棟を30年間も、よくぞ経営してきた』と…。 昨日も、地元で
暴力団が「メカジメ料」を要求して逮捕された。 脅し、自殺、窃盗、ヤクザ
の恐喝など、現在から考えても怖いもの知らずで、解っていたら出来なかったが、
知らぬが仏も、必要なことは人生と同じ!チンピラ、ヤクザ、渡りの売春婦など、
得体のしれない顧客が常時7〜8人は常住していた。そして、警察が常時、
彼らの動きを探っていた。何かあったら、寸時に、交番、警察に電話する規定
にしていた。それに暴対法で恐喝すれすれの行為を封じてしまった。
執行以来、彼らのエネルギーが激減した。植木鉢リースなど一度、妥協すると、
それが最低の利権、楔になって、業者の入替えは無理になる。 世の中には、
悪党という特別な人種が存在する。流動の激しい主要都市の駅前が隠れ蓑になる。
際どい人は、その日の宿泊費と食費を払うのが精一杯。
・夕暮れ時に出かけて朝に帰ってくる。
・映画もどきに、刑事に踏み込まれる直前に察知して逃げ去ったり、
・ロシア人が、ロビーに椅子をバリケードにして、たて籠ったり。
・訳ありの幼児?を抱えて、一週間分の宿泊代を前払いをして隠れるように
 ロビーに住む母子。
・赤いポロシャツのチンピラ風の男が、素人娘を騙し?売春や、ピンクサロン
 で稼いで… など、得体の知らない、それぞれの人生が垣間見れる。
兎にも角にも金が無いのが人生を狂わせる。『金が無い』という目安の金は、
「4万円」。 それを最後の拠りどころに、日々を過ごす人が… 
金も尽きて、駅前でホームレスなっている姿も。 誰も知らない遠くの街で、
独り茫然とすれば、それは死にたくなるのは当然のこと。その点、この高級
ホテルとは客層が違うが… 本質は何ら変わりはない。 
 ―
   ☆ 『マスカレードホテル』の解説
≪ 東野圭吾のベストセラー小説「マスカレード」シリーズの第1作
「マスカレード・ホテル」を映画化し、木村拓哉が初の刑事役に挑んだミステリー

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02月07日(金)
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