ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6896,閑話小題 〜‘つれづれに哲学的’ですか?


   * 知らずに教え込まれていた教え
               <ショーペンハウアー(その大切な教え)>
                    〈 ▽は、私の評論 〉
 ショーペンハウアーの言葉は、何故か残らないと思っていたが、沁みとおる
から、原型をとどめない、改めて、この書を読んで気づいた。その幸福論が典型。
 豊かな知性が備わった人は、誰よりも幸福な人間である。
そして、客観よりも主観のほうが、私たちに大きな影響を及ぼすに間違いない。
客観は、どんなものであっても間接的で二次的なはたらきしかせず、常に主観を
通じて作用するからだ。   (ショーペンハウエル)
 ▽ 問題は、その客観にある。世間と社会の、その人の質量。多けりゃ良い
わけでなく、質が高けりゃ良いわけでなし。そこで出てくるのが『知性』。
あまり好きではないが… これは「比較の知恵」を使うと見えてくるから面白い!

 ―
◉ 【真に幸福な人】
   * 幸福に生きる前提
 どんな幸福論も、「幸福に生きる」とは、「あまり不孝でなく生きる」、
すなわち「我慢できる人生を生きることだ」という点を認識することから始め
なければならない。もともと、人生は、楽しむべきものではなく、克服し、
乗り越えるべきものでなのである。  (ショーペンハウエル)
 ▽ 行けど行けど、乗越えなければ壁がある。その束の間に、楽しみがある。
それがあるから生きられる。
 ―
   * 金持ちの強み
 自分だけでも独立し、あくせく働かなくても快適に生きていけるだけの財産を
初めから持っているということのは、かなりの強みだ。それは、、人間生活に
疫病神のようにしがみついて離れない。貧困という持病を免除されることであり、
全人類の自然の定めといえる。義務づけられた労働から解放されることだから。
                    (ショーペンハウエル) 
 ▽ 「恒産あって恒心あり」は本当だ。これだけは、相手を選ばなくては!
結局は、その両親になる。次は、友人。新潟で16年の間の酒友だった学生時代の
友人の愚痴を聞いてきた。その一つが、「出世してやってくる支店長の実家が
何故か良いんだよな! 人間って、一代、二代では出来ないんだ。」
 ―
  * 金持ちのフラストレーション 
 富とは、海水のようなもの。飲めば飲むほどかえって喉が渇く。
名声もまた、同様である。       (ショーペンハウエル) 
 ―
  * 自分を生かす
 私たちにできるのは、与えられた資源を最大限に生かすことだけ。
したがって、自分の素質にあった目的を追求し、自分に合った完璧さ向って
努力をし、ひいては、素質の発達に見合った地位や職業や生き方を選ぶこと。
 ▽ 金沢で恩師? の一言が、これですか!
< まずは、自己能力の限界の設定。それがハッキリすると、その近隣が
 見えてくる。その辺がアヤフヤだと、何をしたらよいかわからない。> 
若さとは、そのアヤフサにある。カネなし、経験なし、信念なし、あるのは若さ。
 それが良いのだということは、当時、知るはずがない。
 ―
   * 自分にあった仕事を選ぶ
 人が楽しい状態にあるか苦痛を感じているかは、結局のところ、本人の意識を
何が支配しているかによる。この点では、純粋に知的な仕事のほうが、そういう
能力を備えた人にとっては、成功、失敗が絶えず移り変わる実際的な生活形態と
そこ生きるショックや苦悩よりも、はるかに幸福に貢献するといっていい。
 ▽ なる程、9年前に、ネット空間に生活の重心を切替えたのは必然だった?

・・・・・・
2019年01月31日(木)
6531,読書日記 〜人生における読書の効能 〜1

          『本を読む人だけが手にするもの』 藤原和博(著)
  * 「よのなか科」特別授業― 読書の効能
今さら「読書習慣を持たなければならないか?」でもないが、それでも改めて、
その意味(価値)を考えるに最適の内容である。「3、30,67%の法則」から

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01月31日(金)
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