ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6833,読書日記 〜『神の発明』―形而上学革命 −2
『神の発明』中沢新一著
内部視覚といえば夢が考えられるが、自然史としての神(ゴッド)の出現とした
宗教的思考を「精神の考古学」とは言い得て妙。古代人が洞窟の奥に残した壁画
が、その名残である。
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≪ ◉ 水木しげる漫画「妖怪」たちや、宮崎駿アニメの「もののけ」たちに
親しみを感じても、ユダヤ教やキリスト教の「神はひとりだ」という考え方に、
違和感をおぼえる人もいるのでは。中沢新一は「人類の歴史の中では神も国家も
ないという状態のほうが、ずっと長かった」ことを強調する。
一神教やそれが生みだしてきた国家は、ほんの2000年の歴史をもつにすぎない。
では、それ以前の人類はどのような宇宙観をもっていたのか。
◉ 本書では、まず、古代から人類がスピリット(森羅万象にひそむ妖怪や神々)
と交感するために行ってきた努力が紹介される。アマゾン河流域に住むトゥカノ族
は、幻覚性植物の樹液を飲み、スピリットを光のイメージとしてとらえようとした。
同様のことが世界中の民族で見られ、アボリジニはそれを「夢の時間」と呼んだ。
このような「内部視覚」の体験をつうじて、人類は心の底に「思考の及ばない領域
が広がっている」ことを学び、それが超越的神の世界を想像することにつながって
いったのだ、という。
著者は、スピリットたちが徘徊する宇宙から、人間とのあいだに絶対的な距離
を保つ唯一神が誕生するまでのプロセスを解きあかしていく。 そこから、
「一神教の思考法」がつくりだしたシステムが横暴な国家を生みだし、
「地球上に単一のグローバル文化」を広げる原因になってきたことが見えてくる。
私たちがそれに飲みこまれずに独自の考え方を育むには、いま一度、人類が失って
きた叡智とむきあう必要がある、と本書は提案しているのだ。 (金子 遊)≫
――
「宗教的思考」の3万年を語りつくす
内部視覚、瞑想、夢の時間(ドリーム・タイム)……
「宗教的思考」の根源はどこにあるのか?
精霊(スピリット)が超越を生む。高神から唯一神へ。
が、神々の基本構造をあざやかに解き明かす。
(本書の内容)
●脳の森の朝
●はじめての「超越」
●神(ゴッド)にならなかったグレートスピリット
●自然史としての神(ゴッド)の出現
●神々の基本構造(1)―― メビウス縫合型
●神々の基本構造(2)―― トーラス型
●心の巨大爬虫類
●未来のスピリット
――
▼ 18年半も、これを書き続けて透かすかの脳の一片を省みるに、
「内部視覚」の言葉が僅かだが実感できる。魂がこもった言葉は、垂直に
立上り、時空を超えて刻印される。かけた時間とエネルギーは入れてはいるが、
私の言葉に魂がこもっているか? 何かが欠けているのは解っては?はいるが。
・・・・・・
6469,閑話小題 〜貴乃花のギャラって、どの位?
2018年11月29日(木)
* 下世話の話だが…
新聞の週刊誌・見出しに、嘘か本当か? 貴乃花の全財産が財布内の数千円
しかないと語っていた>とあった。しかし、これだけ注目されているネーム
バリューなら、最低100万円だろうと推測していた。
〜そこで、ネット検索ですると〜
≪「・貴乃花が1時間番組に出たら、ギャラ150万円が最低ラインですね。
現役ならまだしも、元スポーツ選手としては別格です。
・また、テレビよりニーズは多くないものの、CMでも1クール2000万円は超える。
・今後、芸能人としてコンスタントにテレビに出れば、年収3億円は堅いでしょう」
テレビ出演ともなれば高収入が約束されている貴乃花だが、
それ以上にワリのいいビジネスが「講演会」。
講師派遣会社関係者が語る。
「・貴乃花が講演会を開けば、ギャラは90分300万円以上となります。
・今年亡くなった星野仙一氏が同額、
・超高額の講演料を取るとして知られる橋下徹氏でも200万円ですから、
いかに破格なのかは一目瞭然ですね。
特に貴乃花は、ふだんは寡黙なイメージが強いだけに、参加者だけにまとまった
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11月29日(金)
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