ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6825,閑話小題 〜幸福のパラドックス
人生を振返りみれば、浮沈みはあったが、沈んでも丸裸ということもなく、
比較的安定?をしていた。「事前の一策は、事後の百策に勝る」… 万一の
構えを事前にしていたこともある。ブラック・スワンはいずれ飛来するか、
潜んでいる。幸福のパラドックスをさして感じることもなし、幸福度が減った
なりに楽しむ術は心得ていた。
<(イースタリンの逆説)によると、年収の7万5千ドル辺りが、幸福の目安と
いうが、中の上。そうかもしれない。 問題になるのが、本人の価値観。
幸せはお金で買え、しかもお金が多いほど多くの幸せが手に入る」ことも事実。
「恒産あって、恒心あり」。 漫画家が一発当てた印税で遊び放題の人生も、
これまた幸せの極致。人生を振返ると、大方が50歳代が一番に安定し、豊か感が
あったが、では現在と比べて、如何か?というと、大して幸福感は変わらない。
…が面白さは、50歳代が格段、面白かったのも事実。ここまでくれば、第三者の
認証も大した問題でもなし、「悪魔の大便」のような人物の嫌らしさ?を、知る
機会の楽しみもあり、差し引きゼロになる。我が内なる… 云々もあるが。
―
イースタリンの幸福のパラドックス(イースタリンの逆説)…
◉ 『「貧しい人は、お金により幸福感が増す。しかし、中流に達すると、
それ以上お金が増えても、幸福感はあまり変わらない。ある研究によれば、
年収が7万5千ドルを超えると、お金が増えても幸福感はほとんど増えない。」』
といった、お金の増大が必ずしも幸福と比例しないというパラドックスを
表した言葉である。リチャード・イースタリンという経済学者が考えた説。
◉ また、「幸せはお金で買え、しかもお金が多いほど多くの幸せが手に入る」
米ミシガン大学の2人の経済学者が結論づけたが、逆説で挙げられるような、
飽和点(7万5000ドル)を示す証拠はなく、「一国の中では、平均幸福度と
平均所得との間に明らかに相関関係が見られた」と主張。
―
▼ 中学、高校、大学の忘年会に出席続けていると、やはり後者の説に偏り
たくなる。進学する度に、暗い人が少なくなる。「恒産あって恒心あり」。
「自由、平等、博愛」というが、これは逆説。でも理念として常に心がける
べきこと。平等と自由に関しては、チンパンジーが、一番、敏感という。
ああ、愛を持って接すれば愛が返ってくる博愛もある。 とすると、
人間は狂った猿」というのも、間違ってはいない。チンパンジーを引合いに
ださなくとも、自分をみれば解る! 何で人は、狂っていくのか?
< 不幸になるのは何も難しくない。ほんとうに難しいのは、幸福になること
―パスカル >
女優の沢尻エリカを見るにつけ、その段差たるや… しかし多かれ少なかれ
誰にも待ち受けている究極の不幸…… 一人称の「死」の問題がある。
そりゃ哲学的になるは、砂漠の炎天下に突然置かれ、生への枯渇で独り
ノタウチマワルしかない究極の不幸と比べれば、全てがカスリ傷。だからこそ、
誰も正視が出来ない。「今、ここ、わたし」の幸福を赤裸々としても、
求めればよいのに。「死」の問題は、「生きる」問題の裏腹にあり。
次回は、この問題をテーマにする予定。
暗いも明るいもあるか、そこは漆黒の世界。目を叛けるより、まず慣れろ!
その奥に生の輝きが見えてくる。それを感じ取った結果が、幸福だろうに。
〜で、これも丁度良い脈絡として以下に続く…
・・・・・・
4999,河合隼雄 ー私が語り伝えたかったこと 〜�
2014年11月21日(金)
ー私が語り伝えたかったこと〜河合隼雄著ー
* 般若心経の勧め ~(-ノ-)/Ωチーン
般若心経を暗記をして30年近く経った。この間に、数十人に暗記を勧めた。
当時、息子二人も毎朝の仏前の読経をきいて、面白がって暗記をした。何万回、
唱えたことだろう。唱えた分そのままが、心の底に蓄積されている感がする。
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11月21日(木)
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