ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6805,読書日記 〜小さな習慣 〜3
             <『小さな習慣』ースティブン・ガイズ著>
    * 最初のアクションが一番、難しい
 第一歩を簡単に踏み出す「小さな行為」を勧めるから見事に盲点をついている。
仏壇前の御参り、時どき省略してしまうが、この『小さな習慣』のヒントの御蔭で、
数秒でも座ることになった。そして、似たようなことを探したらあるある。 
習慣の重要性に、気づいて利用してきたが、「小さな習慣」の切口は新鮮である。
老化は、「何事も面倒になり、動作も頭の回転も鈍くなりがち。それをカバー
するに習慣として小さな判断と、動作から小まめに始めなければ… 
逆もある、覚醒剤などの麻薬患者は、興味本位で始めて、深みに嵌るケースが…
 それをプラスの「小さな習慣」に善用する勧めということ。

〜鳥瞰するように流し読みするだけでも、多くのヒントが見てとれる。
 ―
・ストレスと悪習慣が永遠に繰り返される負のサイクル。例えば運動。
 ストレスが、背をおしてスポーツジムに向かわせる。ストレスは、何もせずに
 いると負のサイクルに陥ってしまう傾向がある。
・行動が習慣になるまでにかかる日数は平均66日。これはあくまで平均値で、
 18日から254日。それぞれあるから、大きな幅がある。
 【 実際に、この毎日の随想日記。慣れるまで1000日、3年近く要した… 
 20歳半ばに経験した<フィールド(現場)で得た経験と資料をカード二枚を
 ホチキスでとめたファイルにした「立体式日記」の習慣化の下地があったため
 続いたが、それがなかったら、続かなかった? この習慣は1日、中断しても、
 それで終わるということはない。】
・何をするかにかかわらず、「45%」は習慣として自動的に行っている。
 だとしたら、人生に役立つ習慣を取入れればよい。
・「熱意減退の法則」がある。これだけは誰にとっても突き当たる。
 毎日、2時間の読書を続け、3週間続いたとしよう。この時点で、この行動を
 習慣にする芽が育ち始める。…がモチベーションに頼っていたため、この先に
 進むことなく、習慣の芽は成長を終わる。そこで、意志の力を使う小さな習慣
 は、そのモチベーションの欠点をカバーしてくれる。 意志の力は筋肉と同じ
 ように鍛えることが可能。そこで「ニュートンの法則。
 A: 静止している物体は、外から力が加わらない限り、そこから動かない。
 B:動いている物体は、外から力が加わらない限り、その速さが変化しない。
 【 2〜3ヶ月に一度は、その意志の力が全く浮かばない事態に陥る その時、
 思うのは、こういう時に捻り出したテーマと文章ほど、本音の味が 滲み出る。
 そこから「意志の力」が持ち上がる。これが無いと、続かない!
 習慣は自分の限界点を超えていく。そこから一歩を超えていくと、何かしらの
 悟りに近い何かを獲得する。】
・ 最初のアクションが一番むずかしい。私たちはできるだけ多く、できる
 だけ頻繁に動きたいと思っている。そのために必要なのは実に簡単な最初の
 アクション。どんな課題でも、始めること自体が最初に抵抗を引き起こし、
 最初の壁になる。スタートが一番難しいのと、それは必ずしも、スタートが
 難しくしなければならないという意味とは違う。最初の一押しが、軽くできる
 なら、最初の抵抗が少なくてすむ。
・ アクションが始まると、第二の抵抗の波がやってくる。この第二の‘波’の
 強さは、最初のアクションの影響がどれほど大きかったにより変わります。
 それを前提に、その波を乗越えていく。
――
▼ チェーン理論に、チェンジ、チャレンジ、コンペティション
(変化、挑戦、戦い)の3C主義がある。 この中で最も重要なのが、「変化」。
仏の教えに、< ものはすべて縁によって起こったものであるから、みなうつり
変わる故に、怠りなく修行に打込み…>とある。 小さな変化を敏感に感じとり、
対応できる「小さな習慣」こそ必要。  …まずは腕立て一回ですか。

・・・・・・
6441,読書日記 〜やさしさね〜 −2
2018年11月01日(木)

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