ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6784,閑話小題 〜大廃業時代 〜2
NHKスペシャル『大廃業時代 〜会社を看取るおくりびと〜 』
* 来年は、極めて厳しそう
来年度の倒産廃業リスクのある中小企業が31万社、全体の140万の2割になる。
10年前に、当時の倒産数が12000社。1万5000社を超えると、社会が不安定に
なると聞いていた。ところが、リーマンショックの緊急融資で何とか息をついて
きた企業が、ここにきて行き詰まりを…。その中には無理した延命で事態は深刻。
私の会社清算(自慢できることでないが)弁護士に「見切り千両、いや1万両!」
と…ソフト・ランディングを褒められた。結局、一生涯、資金繰りの苦労を味合わ
ない内に事業を終えることが出来たのは不幸中の幸い。 楽天的家内に事ある
ごとに「私でも、消費者の1人として、ただならぬ不況と競争激化を感じる。
これでは、中小・零細は非常に厳しいはず…」と。
・地元の北越銀行は、第四に…
・駅前のヨーカ堂は撤退し、その後の空テナントには何処も出店する様子はない。
・家内の実家のある柏崎は原発の休止で、最悪の経済状況。
・長岡市内唯一の勝ち組のSC・アピタも、テナントが次々に変わっていく。
・イオンにあるジムの仲間と、時どきランチをするが、信じられない内容」と…
家内は不安そう。久々に行ったイオンモール、消費税2%アップの影響か、
昼時に係らず客は疎らとも。何やら娑婆は、不景気一色のようだ。
年金暮らしで、現実社会の景況から遠く離れた淡々とした日々の中で、今さら
贅沢もするでなし。残債の借金の返済要求が、強くなる。年金生活者には甘くない。
来年は、如何なる年に? 東京オリンピックは、江戸末期の「いいじゃないか
いいじゃないか現象」? これでは、恐慌じゃない? しかし一年先を読む株式
が暴落してないのは、これ如何に? 会計事務所の知人によると、
<景気の良し悪しに関わらず、3割は退場の塀の上。今さらの話>と、冷ややか。
だが、来年度の黒鳥は、リーマン・ショックを遥かに超える可能性が強い。
リーマンの大波に飲まれ、廃業に追い込まれた経験からして、これは只事でないと。
・・・・・・
6420, 閑話小題 〜民主主義か、それとも
2018年10月11日(木)
* アリストテレスが2500年以前に
世界を大きく分けると、日本、米国、韓国、西欧諸国の民主国家に対し、
ロシア、中国、北朝鮮、中東の独裁国家の色分けをすることが出来る。
数ヶ月前になるが、ラジオで、独裁国家か、民主国家の政治体制について
2500年前のギリシャの哲学者アリストテレスが、言及していた内容を解説して
いたが、妙に納得。 〜大筋といえば〜
<・優秀な独裁者の指導の場合、効率的だが、判断を間違えた場合や、本人や、
周辺が独善化した場合に自浄作用が効かなくなる。 更に、独裁維持のため、
画一化を図るが、これも時間と共に飽きがくる。 それらを料理に例えて、
年中、同じ食事より、それぞれ持ち寄った料理を食べた方が人間的であると…。
・民主主義は、政策決定に対して、あまりにロスが多いが、その中で、新たに
知恵が生まれ出てくると… アリストテレスは、奴隷制を容認しているという。
かれは共和制の政治形態を提唱する。>
ー
そこで、「アリストテレスの政治形態」で検索すると
〔 * アリストテレスの共和制
哲学者アリストテレスはポリスの市民が参加する政治制度(共和政治)で、
君主制や貴族制に比べ、もっとも安定性が高いとした政治形態。ある程度の
資産と教養を持ち、ポリスの中で比較的多数を占める市民が参加する制度のため、
ひとりの君主が独裁政治をとる君主制や少数者支配の貴族制よりも安定度が高い
とした。ただし市民が私利私欲に走ると、衆愚政治に堕落する。アリストテレス
は政治形態を一人の支配、少数の支配、多数の支配の三つに分類し、それぞれの
公正な形態を王政(君主政治)、貴族政治、共和政治と呼び、私利私欲のために
堕落した不正な形態を独裁政治(潛主政治)、寡頭政治、衆愚政治と非難した。〕
ー
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10月11日(金)
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