ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6749,読書日記 〜「魂の」思想史 ―4
<「魂の」思想史/ 酒井健著 >
* 天体の音楽と魂の浄化
天文と、数学と、音楽を結び付け天体の音楽を魂の浄化に結び付けた
ピュタゴラス教団には、驚嘆するしかない。 その一つが「完全」音程との
出会い。ソクラテス、プラトン、アリストテレスの古代ギリシャの一群の
哲学者たちが生まれる直前には、こういう人物が多く存在していた。
まずは「ドレミファ…」の発見がある。そのピュタゴラスを批判した
ヘラクレイトスなどの博識。彼は、「ピュタゴラスは、一番研究熱心だったが、
あれらの本の抜粋を多く作って、それを、自分の知識とした。しかし、知恵と
いっても博識のことであり、ごまかしのことであるが。」と。折角、毎日の
見聞き、経験したことを忘却の彼方に、なるがままに消え去るのなら、その
一部でもと、18年半の間、習慣として、ここで記述して公表してきが。
しかし、それが、見識まで高めてくれたかと言えば、ヘラクレイトスの、
批判そのものが、そのまま、当てはまる。 フロー状態を2万時間も費やして、
何ですか?と、自問自答の日々。(いや、フローの状態だけでも、充分?)
逆に、これがなかったら、何でしょうか? 何でもないだけですか!
息をしているだけ? その息が、ため息になること多し。
〜ネット検索には〜
≪ ◉ ピタゴラスと「完全」音程との出会い
ピタゴラスが音階を発明するきっかけが鍛冶屋。ある日、散歩中に鍛冶屋の
近くを通りかかったが、職人がハンマーで金属を叩くカーン、カーンという音
の中に綺麗に響き合う音とそうでないものがあることに気づいた。
これを不思議に思った彼は鍛冶屋を訪れ、色々な種類のハンマーを手にして
調べ始め、やがて、綺麗に響き合うハンマーどうしはそれぞれの重さの間に単純
な整数の比が成立することを発見。2つのハンマーの重さの比が2:1の場合と、
3:2の場合は特に美しい響きに。 人間が自然に美しいと感じる響きの中に単純
な整数の比が潜んでいるという意外性や簡潔さに惹かれたピタゴラスと弟子は、
その後、音階を熱心に研究するように…
◉ 調和する音には数学的な規則性があった
彼らはまずモノコードと呼ばれる楽器を発明しました。
モノコードというのは共鳴箱の上に弦を一本張って、琴柱(ことじ)を移動
させることによって、振動する弦の長さを変えられる装置のこと。
ピタゴラスたちは、このようなモノコードを2つ用意しました。
実験の方法はこうです。
<片方のモノコードの弦の長さは固定しておきこれを基準にします。
もう一方のモノコードは琴柱を動かすことで弦の長さを短くしていきます。
そうして2つの弦を同時に弾き、綺麗に響き合う位置を探します。 すぐに、
片方の弦の長さが半分になったとき、すなわち弦の長さが2:1になったときに
2つの音が完全に溶け合うことがわかりました。彼らはその後、他にも2つの音が
調和する場所がないかを探すと、2つの弦の長さの比が3:2や4:3 ≫
――
▼ 音楽には、その自然を背景にしたリズムがある。そこには、自然と調和する
音階とリズムがあり、それが、宇宙、大自然と同化させてくれる自然の魂である。
私たちは音楽で魂を浄化させられるのは、そのため。
・・・・・・
6386,閑話小題 〜野良ネコの話
2018年09月07日(金)
最近のテーマで < 〜何やってんのか!〜 3日間×160人に対し、
老人一人×20分>をテーマにした。そこで何故、子供が、あのボランティアの
老人にだけ反応したのだろうか?の疑問が頭によぎった。幼児は捜索隊の犬に
怖れたが、野良猫には安心したのである。何故に? そう老人の終いの生甲斐
のボランティアの積重ねからくる人間の温みを直感したのでは? と。
野良猫といえば20年程前の記事を思いだした。
< 千葉駅前の伝説の猫 〜駅前で通勤の人たちの誰にでも愛されていた
伝説の猫の話。人好きで、誰にも擦り寄っていき、旧知のように愛されて
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09月07日(土)
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