ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6690、閑話小題 〜つれづれに哲学


   * それは本当に自由意志なのか 〜スピノザの予言
 哲学の入門書を暇を囲った中で、時どき手にして、ここで取上げてきた。
これが結構、暇つぶしに良いのである。毎日、一テーマを自らに課して書き
続けていると、哲学的になってしまう。自問自答の世界にドップリと!
で、変わりばえしない日常で自らの自由意志に、疑問を持つようになる。
読む本や、ネットサーフィンで行き当たる驚きの大部分が、これまで、書いて
きた内容に行き当たるような。読み、書き、考えたことが、潜在意識として、
現在の考えを大きく左右していることになる。
 ―
 〜まずは、飛込んできた哲学書の一文から〜
≪ 2008年にドイツのマックス・プランク研究所で実施された神経学の実験で、
 自由意志に関して驚くべき発見があった。
<研究チームは被験者がボタンを右手で押すか左手で押すかを選択するときの
脳の活動を、MRIを使って測定した。脳の働きを観察していた神経学者たちは、
被験者自身が決定を下したと考える時点より、7秒も早く、彼らがどちらを
選ぶかを予測できることを発見した。>
 このことから、私たちの選択は、潜在意識のプロセスの副産物であることが
示唆される。言い換えれば、私たちに自由意志はなく、脳が私たちを上手く
だまし、自分で決めているように思いこませているということ。
 スピノザが主著『エチカ』で350年前に言ったように、
「人間が自分自身を自由だと信じるのは、自分の行動は意識できるが、その
行動がなされる原因について意識できないからに過ぎない」可能性がある。
もちろん、「自分には自由意志がない」と思って人生をおくることはできない。
社会が機能するためには、自分が自由に行動できると信じていなければならない。≫
 ―
▼ 決定論になる。決定論とは、<人間の行為をも含めてあらゆる事象,出来事
 がなんらかの原因によってあらかじめ決められているとする考え方>をいう。
10年、20年、50年スパンで過去を振りかえ見ると、何か決定論も信じたくなる。
結局は、知らぬ間に洗脳された両親や家族と、その上位にある社会、国家に洗脳
されて、自由意志そのものが、縛られた不自由な意志でしかなかったことに…。
原因=条件に、ほぼ同じではないのか? 考える一番手っ取り早いのが、身近の
人たちの比較しか持ちえない文化の中では、これもあり? 天皇万歳と両手を
あげている大衆。 「金日成、金正日、万歳!」と、酷似していることが自覚
出来ないから、始末が悪い。 それって、既に自由意志でも何でもない。
国家には仰々しいシャッポと勲章が必要なのは解るとしても。
<田舎の学問より京の昼寝>というが、そこでは、格差社会が厳然と、私たちを
 縛りつけておちおち居眠りもできはしない。自由意志は有能なものにとっては
有効に、無能の者には真逆にはたらく。
 
 でまた偶然、去年の同月同日の内容に続いていく… そうか、「決定論」は、
ヘーゲルにつながる? 正・反・合ってのは。
・・・・・・
6327,実存哲学のルーツ 〜キルケゴール
2018年07月10日(火)
   
   * 実存哲学について再び
 14年前の今頃に、キルケゴールについて書いていた。 実存哲学といえば、
「サルトル」が代名詞だが、他にハイデッガー、ウィトゲンシュタインにも
大きな影響を与えた。実存主義のルーツは、キルケゴールである。
そこで、改めて手持ちの入門書を探すと、解りやすい解釈があった。

<ヘーゲル哲学の抽象性や全体主義的傾向と、審美主義的態度に反対し、また、
現実のキリスト教、教会を批判、ひたすら自己の精神に純粋な生き方を追及し、
普遍的理性に尽くされない「実存としての人間」に注目。単独者、主体性、
絶望、実存的思准の意義を強調して、後の実存哲学に大きな影響を与えた。
これまでの世界・自然・社会など普遍的な問題を中心課題にしてきたのに対し、
人間、とりわけ個人「この私」として採り上げた。
これも、ある牧師がこの思想に対して傾倒し、独力でドイツ語に翻訳することで

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07月10日(水)
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