ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6072,閑話小題 〜割合で理解する法則 〜4
   ● メラビアンの法則
≪ アメリカの心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。
 人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんど
を「視覚情報」から得ていると言う概念。メラビアンが提唱する概念において、
初対面の人物を認識する割合は、
「見た目/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、
「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、
「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。  ≫
◎‘外観、印象などの非言語情報はメッセージの受け手に大きな影響を与える’
 ということ。異性に対する判断も、飾りたてた外面と性欲に惑わされて大方
(9割)が失敗し人生を終わる。そのことに気づくか否かだが。ベルギー、
スペインなど、それに気付き7割方が離婚に至る。気づかないか、気づかない
ふりをする手もあるが… しかし結婚はしなければ後悔が待つ。すればしたで、
桃色吐息、青色吐息より、『濁色吐息』が待っている。女性がファッションと
化粧にエネルギーを注ぐかが、このことから理解できる。 言語情報が7%とは、
これ如何に。私たちは、上っ面が罷り通る社会に生きている。それが現実世界
と思っている人を「世人」、その集まりを「世間」という。彼らは自然と沈殿、
ヘドロ化する。しかし半径500mの生活範囲なら、これが自然となる。
清水より、ドブ川の方が面白いのが多いのも事実! ナマズ、雷魚、ダガメ、
ボウフラ、フナなど、それぞれ荷物を背負った、共喰いなどの雑食世界。複雑
怪奇な娑婆の味である。少し先には小川が流れているが、水が合わない上に急流
のため適当なエサがない。時に紛込んだ外魚に、そ知らぬふりをし針を刺す。
 また日本的世間様社会の話になってしまった。街を歩けば、それしか見えない
なら、この法則に従いTPOSに合わせればよい。日常生活を省りみるに、TV
とネット情報が、この位の比率だろう。とすれば、発信も、視覚情報を増やして
然るべきではと、思うが。

・・・・・・
5705,マネー・ワールド  � 〜資本主義の未来
2016年10月28日(金)
  今さら経済の話題でもないが、NHKスペシャルの
『マネー・ワールド資本主義の未来』の三回シリーズの録画をみた。
 今世紀に入ってから世界の政治・経済の異常さは、ただならぬものがある。 
 冷戦の終結、1995年のウィンドウズ95の発売、スマートフォンの普及と、
 電子機器の飛躍的進化で、現実社会の上を覆うような別世界が出来上がり、
 フラットになってしまった。その結果、国家、民族、宗教の垣根が低くなり、
 一部の人たちの総取り傾向が、中間層の没落を招いている。それが、マネー
 ・ワールドを変え、人々の生活を激変させている。
  2500年前のギリシャの社会構造が、「3%のトップ、30パーセントの中間層、
 67%の隷属層」。それが、現在でも、言葉を変えて、そのまま続いている。
 3%に従い、社会を主導してきた30%が、ネットや、電子機器の進化で、いま
 まさに隷属層に落ちようとしている。それがマネー世界で端的に表れてきた。 
  何ともシリアスな現象だが、情報化社会の功罪そのものである。
   〜NHKのHPの番組紹介より
◇ 第一回、マネー・ワールド<資本主義の未来(1)世界の成長は続くのか>
≪ 米大統領選挙を左右する大富豪とホームレスの「巨大格差」。
 2500億円の詐欺事件の首謀者が語る「大企業の不正」の内幕…。
 世界中で相次ぐ“お金”をめぐる大異変に、爆笑問題の二人が分かりやすく
 切り込む! いま「マイナス金利」「モノを買わない若者」など、日本でも
 異変が。それは250年続いてきた経済成長の終わりではないか?今後も世界
 は成長を続けられるのか?資本主義のスケールで現代を読み解く新シリーズ。≫
◇ 第二回、マネー・ワールド (2)国家VS.超巨大企業
≪ 私たちの暮らしやお金、格差問題まで、すべてに関わる資本主義。
 シリーズ2回目は、経済を誰がコントロールすればいいのかを考える。

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10月28日(土)
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