ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6052,「老人の壁」 〜読書日記 −3
            「老人の壁 :養老孟司 , 南 伸坊 (著) 」
   * 健康診断
 健康診断を国民的行事で行っているのは日本だけのようだが。このお陰で?
世界で1,2番の長寿国になったことも確か。健康保険制度の拡充もあるが…
還暦を過ぎたら、逆に「早いもの勝ち!」の考え方もある。私も、平均健康
年齢をこえつつある。75歳を私の健康寿命とみたてると、あと3年少しになる。
 まだ気持ちだけは若いつもりだが、75歳の後期高齢年齢を超えると、急激
の気も心も衰えるという。 〜その辺りの2人の対話から〜
≪(南)先生は健康診断に行かないんですよね。
(養老)生きません。これはもうはっきりと言ってます。健康診断を受けても
  受けなくとも、平均寿命は変わりないという調査結果がきちんと出ています。
  検査で寿命が分かると言ってますが、神様じゃあるまいし。特に悪いのは
  ガン検診の結果、余命を言う。あと何ヶ月、今、これが段々と下がっている。
  一年と言ったのに、10ヶ月で死なれたら困るので短く言う。
(南)最近はだいたい、ガンじゃなくても「ガンだ」っていう。
  言っておいた方が勝ちなわけ。そうじゃなかったら、「じゃあ、よかった
  じゃないですか」って言える。
(養老)律儀にその通り死ぬ人が多いからね。
(南)日本人は、宣言されたとおりに死んでしまう。
(養老)それを避けるには検診に行かない、病院に行かない、これが一番。≫

▼ ジムなどで、「血圧や血糖値がどうだの…」聞えてくるが、第三者の世間話
 に、「それがどうした?」とも言えず…。 「どの道、助かるのは助かるし、
死ぬのは死ぬ」と、10年程前から、長年続けてきた年一回の検診を止めた。
検診では、ガンモドキの腫瘍を「ガン」など未病まで探られて、「とりあえず
薬を出しておきます」の言葉に惑わされてされて、一服盛られてしまう。
薬は続けて飲んでいると毒薬になる代物。 何種類の毒を定期的に何も疑わずに
飲んでいる姿は、何かしら哀れ? 確かに目先は効くのだろうが。その代表例が
抗鬱剤と称した麻薬。短期的には効果があるが、中長期的には薬漬けに… 
WHOのいう健康寿命は、「平均寿命から”日常的・継続的な医療・介護に依存して
生きる期間”を除いた期間」をいう。平均寿命より男性は約9年、女性は約12年
も短い。とすると、男性が70歳、女性が75歳になるが、身近を知る限り、それぞれ
10年は長い。 寝たきりなど介護を受け10年も生きるなら、健康診断を受けず、
手遅れで、サッサと逝くのも良い。が、いざとなると後悔するのが常のようだ。
週に5日、スポーツジムに通い、4日はエアロ・ヨガに参加しているためか、健康
そのものだが、なだらかな衰えは隠せない。あと3年、楽しめるだけ、遊べるだけ、
食べれるだけ、夕映えを味わうしかない。成るほど、人生は一瞬の稲妻と同じ。

・・・・・・
5685,閑話小題 〜高校生に超大物が
2016年10月08日(土)
   * 女子アマチュアに超大物が
 先日、国内で一番メジャーな女子ゴルフ大会をNHKTVで見た。
アマチュアが優勝することは未だかってなかったが、それも17歳のあどけなさ
残る少女が、最後の一打で優勝をした。ゴルフの試合を見ること少ないが、
「もしかしてアマチュアの少女が奇跡的に優勝か?」と、見入ってしまった。
世界ジュニアで二年連続優勝をしており、往年の名選手・中島が指導してきた
というから、決してフロックではない。
 高校野球では2年生の清武が逸材で知られている。柔道、大相撲も、この世代
に将来性ある逸材が揃っている。 早実の清武の1年後輩にも逸材がいる。
その点では、『東京オリンピック』に向けて頼もしい若者が揃っている。
 共通点は親子鷹。幼児からの特殊別教育が絶対必要条件になる。
盲目の天才ピアニストの辻井伸行がピアノを始めたきっかけは、家族が買い
与えたおもちゃのピアノ。1歳〜3歳 の頃、既に曲を弾いているビデオを見た
ことがある。「3つ子の魂」で、その頃から教え込まないと天才にはなれない。 

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10月08日(日)
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