ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5985,閑話小題 〜最後の講義・5 ー石黒浩:対談
〜多摩大学客員教授・本荘修二:特別対談
* 夢を言い訳にするな
過去を、特に若い時節を振返ると、「夢の実現」のため、世界を小さく
閉ざしてきたようだ。それ故に得たことと、失ったこと、機会ロスをした
ことが頭の中をよぎる。『お前、何をしてきたのか?』と。まずは読書から
して、限定してきたようだ。
<よく見れば薺(ナズナ)花咲く垣根かな> の芭蕉の句のとおり、小さな
世界が無限に存在していた。しかし…
まさか、夢のマイナス面を、ズバリ指摘するのも、新鮮である。
「夢ツリー」を心に鮮明に持ってこそ知りえたこと、出来たことがある。
ー夢は持ってはいけませんー
<本荘> 本日は、石黒さんと一緒に「夢を実現させる力」というテーマで、
話を進めます。みなさんの中で、石黒さんが書かれた「アンドロイドは人間に
なれるか」という本を読んだ人はいますか?これを読んだ人は、夢を実現させる
力を分かっていると思います。 ちなみに僕は夢を持ったことがありません。
<石黒> 僕も同じで、いつも学生にも「夢は持っちゃいけない」と言っています。
早めに夢を持ってしまうと、幅広い事柄について勉強しない言い訳として夢を
使ってしまうので、夢は持たない方がいいと言っています。自分の能力はどん
どん拡張していくはずなのに、夢によって潰されてしまう感じがします。
<本荘>
夢の実現という例として、セリエAに所属するサッカーの本田圭佑選手が、
小さいころの文集に書いた夢がかなったということで大人たちが過剰に美化して
いましたが、私は違うのではないかと。夢は育みつくるもので、どんどん変化
して当たり前なのです
<石黒> 夢を持つことでうまくいく人もいるかもしれませんが、確率的には
ほとんど意味がありません。夢を1つしか持てないと、やらないことの言い訳
に使われてしまいます。私は、夢を持つなら100万個くらい持てと言っています。
――
▼ 20歳で、「創業を目指す」と、一匹狼としての生き方を決心した瞬間から、
周囲が全く変わってみえるようになった。時代背景もあったが、日々の何も
かもが新鮮で、面白く、明るく輝きを増していた。
しかし、背後から黒い得体のしれない影が覆うようになっていた。
いま考えてみると、内なるエネルギー、そう両親の期待?だった。「夢ツリー」
があればこそ、人生を豊かにしてくれたが、せっかく地球ツアーの機会を与え
られたのに、小さなツリーに縛られて、それ以外に、大したことが出来なかった
人生を眼前に突き出され、狼狽えるのが大方の人生? いや違うか。
今さら、「夢ツリー」は、視野教唆で、マイナスといわれても…
最期は充実感の手ごたえがあったかどうか。これもそれも、夢幻でしかないか。
夢ツリーに、行蔵としての、電飾や人形とか、おもちゃを吊るして楽しむのも
楽しいもの。ただし、部屋の一角に収めて置き、時々、独りで眺めること。
・・・・・・
5620,恋愛心理学 〜K恋愛論の最終章
2016年08月04日(木)
『美人の正体』〜越智啓太著
* 恋愛論の最終章
恋愛論、美人論は、なかなか面白いが、そろそろ最後にする。
「美人が何だ、それが如何した」といえば、それまでの話。しかし、綺麗で、
優しい女性は年齢に関係なく、やはり良い。清潔感と、緊迫感に、色気が
加わった一期一会の出会いの中で、何ともいえない輝きが生じる生身の美は
人生の花でもある。 特に20歳前半の一瞬の輝きは、美の極致を垣間見ること
が出来る。全国の美人を数多く見てきたが、地域ごとの個性の輝きがある。
特に金沢の加賀美人は、その趣からして美人の極致だった。世の中には、いる
のである。とはいえで、そうそう絶世の美人は存在しない・・
若い女性の美は一時的輝きでしかない。それを知ってか知らずか、
男たちは、目が眩み一生を棒にふることになる。 新潟県は美人の産である。
これは、水と、米に、関係している。 全国的にみて、近くに大きな神社が
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08月04日(金)
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