ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5982,閑話小題 〜最後の講義・2
ランディは「正しく生きれば、人生の歯車が回って、夢は実現する。」
がベースにある。正しくの中には道理、素直、心、品性もある。
アメリカンドリームの典型的タイプ。その生き様自体が、夢と希望を与える。
―
〜 いま一つの説明書きを紹介しよう。
【2007年9月18日、ペンシルベニア州ピッツバーグ。ハイテクの街として
知られるこの地に本拠を置くカーネギーメロン大学の講堂で、1人の教授が
「最後の授業」を行った。 教授の名前はランディ・パウシュ。46歳。
バーチャルリアリティの第一人者と称される人物だ。最後の授業をするには
まだ若すぎるパウシュだが、実はこのとき、彼には長年親しんだ大学に別れを
告げざるをえない事情があった。膵臓から肝臓へと転移したガン細胞。
医師から告げられた命の刻限は「あと3カ月から半年」。こうしてパウシュ
の最後の授業は始まった。スクリーンに映し出された演題は
『子供のころからの夢を本当に実現するために』。それは、学生向けに講義を
するふりをしながら、まだ幼い3人のわが子に遺すためのメッセージだった——。
アメリカではネット動画にアップされるやまたたく間に600万ものアクセス数を
獲得したという、心揺さぶられるメッセージ。】
―
【パウシュ・ランデイ教授はVR(ヴァーチャル・リアリティー)の研究に没頭、
数々の成果を出し、VRの世界で一目置かれる存在となっていきます。そんな中、
ディズニーでVRに関する極秘プロジェクトが計画されていることを知ります。
VRを使ったアトラクションの開発。 そんな中、ランディはディズニーのVR
プロジェクトのキーマン、ジョン・スノッティーへの接触を試みます。
「別件があるので、ランチでもいかがですか?」。その時の気持ちをランディは
こう表現してます。「私は嘘をついてでもあなたに会うきっかけを作ります。
あなたとランチができるのであれば海王星にでも行きます!」と。
そしてランディはジョンと会う機会を得ます。そこでランディは数多くのVRの
専門家に会い、ジョンに何を質問すべきかを聞き、すべて覚えた。「VRの天才」
と思われるために。そして、ランディが「サバティカルに入るので、ディズニー
と一緒に仕事がしたい」とお願いをします。そして、「半年間自費」という、
誰もが首をかしげる条件でディズニーとの仕事をGETします。】
―
ランディは、ジョンとの仕事の中で得たとても素晴らしい教訓として、
下記の言葉を紹介してくれます。忘れたくない言葉です。
―
・人は誰でも素晴らしいのだ。君が誰かに腹を立てても、その人を長い目で見ろ。
必ずいい面が見えるはずだ。
―
生徒の作品はランディの想像を超えた出来栄えだったようです。もう教えること
が何もないと。そんなランディは師匠に「どうしたらいいか」と相談するが、
その師匠の答えが心に残る。
・生徒たちに「君たちの作品は見事だ。だが、君たちはもっとできる。」と
言うんだ。これが最高だと限度を設けることは生徒たちの成長を妨げるだけ。
―
・レンガの壁があっても、夢の実現をあきらめてはいけない。
・人の批判を聞くこと。評価のグラフであれ、尊敬する人の言葉であれ、批判を
素直に聞くことは難しい。“そのとおりです”と言えず、“だって、それは”
と言い訳をするもの。それではいけない。批判は大切に役立てましょう。
・感謝の心を忘れないこと。自分の成果はチームのおかげであるということを
忘れないこと。
・文句を言わず、努力を続けること。
・自分の得意なことを見つけること。
・一生懸命仕事をすること
・人の一番いいところを探すこと。誰でも必ずいつか良いところを見せて
くれる。ひたすら待つこと。悪いところだけの人間は一人もいない。
・準備を怠らず、機会を逃さないこと。
https://www.youtube.com/watch?v=jyyzWRp_VpM
・・・・・・
5617,かわいい自分に旅させよ ーA
2016年08月01日(月)
<『かわいい自分には旅させよ』浅田次郎著>
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08月01日(火)
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