ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5963,人生楽しいかい? −2
       <「人生楽しいかい?」ゲオルギー・システマスキー著>
 * 【指令1】「よかったこと」に目を向ける
  【指令2】ゆっくりやる
 【指令3】知る
    
 ・【指令1】「よかったこと」に目を向ける
   〜極端のポジティブシンキングは、物事を一面的に捉えている点では、
   ネガティブシンキングと同じ
☆ 人生を振返ると、最悪と落込んでいた日々の中にこそ、光輝くことが
 隠されていた。その時の状況が最悪ほど、そこに、ボロを身にまとった機会
があった。ある意味、人生の極限状況が、磁力になってチャンスを引寄せる。
「よかった背景は、漆黒の闇であった。」 光の「よかったこと」は、
漆黒の中にこそ、隠されていて、輝きを増す。
 
 ・【指令2】ゆっくりやる
    〜ゆっくりとやるだけでも、人は多くの気づきを得る。
   無暗に急いでいる人間は、見落としてはいけない大切なことを
  見落としてしまう。
☆ ここで取上げたジーンズの創業者リーヴァイ・ストラウスの話が良い。
 <彼は、元もと貧乏青年だったが、一旗あげようとカルフォルニアで金を掘り
  当てようと手持ちの物を売りながら、港町に辿り着く。普通なら金山に直行
  するところ、散歩をすることにした。 そこで知ったのが、金を掘るのに、
  丈夫なズボンが絶対的不足をしていること。そこで、手元に残っていた
  テント用帆布でオーバーホールを作って売り、大成功を収めた。>
 
 ・【指令3】知る
 ここで指摘している「世の中の人間のほとんどは、一日の大半をパニック
寸前の異常な心理状態で過ごしている> というのも、一線から振り返りみると、
よく分かる。「ゆっくりやる」と、そのことに気づくことになる。で、次の段階
の「知る」必要性を実感する。ダメな自分を知ると、第一の指令の、
『良かったこと』に目をつけろ、になっていく。
 50年の早朝の読書と、40年近くの散歩とポタリング(自転車散策)を欠かさず
行ってきたが、これが無かったら、間違いなく視野狭窄で神経衰弱に陥っていた。
「視野狭窄」−>「無知」−>「恐怖心増大」の循環が、人生を卑小化させて
いまう。その成れの果てが…? …そういうこと。 全ての人にとっての『私』。

▼ 転職などの人生の転機で、大きなチャンスがあった。 それは、
『色即是空・空即是色』の『空即是色』にあたる「真空」の『空』の働きをする。
それは「ゆっくり」してないと、気づくことが出来ない。極限状況がもたらす
のは、目指したプロセスで得た隠れたチャンスの気づき。『正・中心・一点・無』
の純粋な精神が、極限の中から磁力として現れ出てくる。ここまで来ても、何も
知らずに世間のドロで脳をやられていることさえ気づかない群れ、それも… ?
「顔色を窺って生きるのも一つの生き方」 まあ、面白くないのだろうが。
注)ところで、こんなつまらない内容を、よく毎日書いているか? って答え。
「視野狭窄」−>「無知」−>「恐怖心増大」が、原動力で、17年分の文章が、
原動力になっている。こんなものでしかない自嘲が、気を楽にする。
  〜で、以下に続いていく〜

・・・・・・
5598,閑話小題 〜悪名は無名に勝る/竹中 平蔵
2016年07月13日(水)
    * 悪名は無名に勝る
 一昨日のTVのトークショーで、竹中平蔵が自らを語った言葉、
「悪名は無名に勝る」が、当を得ていた。この番組内で、メンバーと
繰返し竹中の金融政策を言葉を尽くし扱き下ろしていた司会者が、竹中に、
『よくぞ、出演をオッケーしましたね!』に対し返した言葉である。 
「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「無関心」。その無関心よりも、
嫌われる方が良い。嫌われるのは、忘れ去られることでない。
 〜この言葉そのままを「ネット検索」をしたところ〜
<渡辺恒雄が、「悪名は無名に勝る」と江川卓を評したそうですが、
「もともとは渡辺美智雄(元副総理)の言葉だ」(朝日新聞2012.11.28)と
発言しています。渡辺美智雄さんが誰からこの言葉を聞いたのか、あるいは

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07月13日(木)
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