ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5873,閑話小題 〜東芝の危機
ホテル事業も含め、地味だが信頼のおける会社として東芝エレベーター5基や、
客室TVなどに東芝を使ってきた。 その東芝が経営危機に陥っているという。
アメリカの原子力事業会社を買った直後に東北大震災が起きたため、原子力
発電の建設規格が厳しくなり、追加コストが重なり、前期5000億、今期が
7000億の赤字。 基幹事業の半導体部門を2兆円で売却をしても、まだ責任
がついてまわるようだ。で、残された道は倒産? シャープに続き、東芝まで
外資に持っていかれる? そして、次は?…
まず〜ネット検索より〜
≪ 2016年12月。東芝は原子力事業に巨額損失があると発表。
その巨額損失というのは、東芝の子会社ウェスチングハウス(WH社)が『0円』
で買収した米原子力サービス会社ストーン&ウェブスター(S&W社)の抱えていた
7000億円規模の巨額損失のこと。要するにババを掴まされたってこと。
このババを売りつけたのが、S&W社の親会社である米大手エンジニアリング会社
シカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I社)なのですが、もともと試算
されていたS&H社の資産価値(のれん代)は105億円でした。
しかし現実は105億円ではなくマイナス7000億円という大誤算。
2015年に東芝を危機に陥れた水増し不正会計後の再建計画は、この2016年末の
原子力事業での巨額損失発覚により完全に崩壊。2期連続の5000億円規模の赤字
により債務超過を招いてしまっては、当然そこには倒産の可能性も出てくるが、
なぜ東芝がこのようなことになってしまったのか?
★ 東芝の失敗はどこからなのか?
それは2006年に東芝がエネルギー部門として原子力事業に約6000億円で
買収した米原子力サービス会社ウエスチングハウス(WH社)からでした。
そして2008年からWH社とストーン&ウェブスター(S&W社)は米国原子力発電所
の建設を共同で受注。しかし、このプロジェクトは福島原発事故に伴う規制強化
や人員不足による工期延長などで、発注元(米サザン電力とスキャナ電力)と
コスト負担を巡って巨額の訴訟が続くといった事態に…。
さらにWH社とS&W社でも意見が分かれるため、「これでは調整に時間を取られ
本来の仕事に集中できない」として、東芝が2015年に親会社である米大手
エンジニアリング会社シカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I社)から、
今回巨額損失を引き出したS&W社を買収することになったのです。
ポイントは、東芝の子会社であるWH社と、米大手エンジニアリング会社CB&I社
の子会社S&W社が、アメリカの原子力発電所の建設をしていたけれど、発注元と
追加コスト負担の問題で訴訟が深刻化していたこと。
工期が遅れれば遅れるほどコストはかさんでいく(赤字が増えていく)…。
なんとかプロジェクトに集中できる環境を整えなければならない。
そこで出てきたのが、S&W社を買収する案です。
東芝には原子力関連のエネルギー事業は半導体関連事業にならんで主力なので、
失敗だけはなんとしても避けたいというのが本音としてあったのでしょう。≫
――
▼ 簡略にいうと、<6年前の東北大震災による間接被害で、天下の東芝が
解体の危機に陥ってしまった>ということ。不運といえば不運。他人事でない。
当時の経営責任を問われている二人の社長は「千年に一度の大震災なら仕方が
ない」では済まされないが…
・・・・・・
5508,人類史上最大のバブルが弾ける時 〜@
2016年04月14日(木)
〜【中国とどう付き合うか】人類史上最大のバブルが弾ける時
熊谷亮丸『大和総研』チーフエコノミスト
アメリカ、欧州、日本、中国、そしてロシアも、政治経済の行き詰まりを
見せている。その中で、経済で中国が最も危ないことは誰の眼にも明らか。
短期的に力で押さえつけても、市場は中長期的には、何処かで火がつく。
〜以下のレポートが解りやすい。
≪ 2015年の夏場以降、中国における“バブル”崩壊の懸念が急速に強まった。
中国が突如、人民元の切り下げに踏み切ったことをきっかけに、グローバルな
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04月14日(金)
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