ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5865,7つの習慣 ー3
        「7つの習慣-成功には原則があった!
                スティーブン・R. コヴィー 」
 英国の小説家チャールズ・リードは、
 コヴィーの言わんとすることをこう、まとめている。
【 思いをまけば、行いを刈り取る。行いをまけば、習慣を刈り取る。
  習慣をまけば、人格を刈り取る。人格をまけば、運命を刈り取る。】
   ♦ 【習慣は段階を踏んで】
  著者は、習慣は段階を踏んでと、7つの習慣を提示する。
→「第1の習慣(習慣は、知識、スキル、やる気の3要素から成っている)
  =主体性を発揮する(自己責任の原則)」
→「第2の習慣=目的を持って始める(自己リーダーシップの原則)」
→「第3の習慣=重要事項を優先する(自己管理の原則)」
→「第4の習慣=Win-Winを考える(人間関係におけるリーダーシップの原則)」
→「第5の習慣=理解してから理解される(感情移入のコミュニケの原則)」
→「第6の習慣=相乗効果を発揮する(創造的な協力の原則)」と、
  順を追って身に付ける必要性を強調している。
→「第7の習慣=刃を砥ぐ。
 この第1〜第3の習慣を「私的成功(個人が自己を高め、真の意味の
「自立」を勝ち取る段階)」、第4〜第6の習慣を「公的成功(他人と協力し、
影響の輪を広げる段階)」と位置づけている。

▼ この理論は、20歳の頃に知った、名著・カーネギーの『道は開ける』
『人を動かす』の流れを含んでいる。これをベースに、「Win-Win」と、
「能率から効率へ」が加わった内容と、アドラーの心理学の理論がある。
前向き、肯定的明るさである。習慣は第二の天性。プラスの習慣を加える
ことは可能である。その積み重ねが「天性を磨く」、「刃を砥ぐ」ことに
なる。7つの習慣は、政治、経済だけでなく、一般生活の中でも応用できる。
「幸福の創造」にも繋がる。幸せな人は、より幸せに。不幸な人は、より
不幸になる習慣が、そこにある。 で、7割の人たちは、自分たちを、
幸せなことに、「そこそこ幸せ」と思っている。だから生きていける!

・・・・・・
5500,閑話小題 〜『男って、定年になったらいらないのよね!』〜B
2016年04月06日(水)
          『老いかたレッスン』渡辺淳一著 より
   * 70歳代、特に後半は、すざましい!
「70歳代、特に後半は、すざましい!」は、医師である著者からみて、私の
同世代からみて、充分に頷ける。 数ヶ月前に70歳代になって感じたことは、
「(3年を見据えた)一年単位でしか、人生計画を立てられない」という実感。
後方から迫ってきた己の死が、真正面から迫りくるような感覚は、やはり60歳代
とは、全く違う。 人生の峠から見えてきた風景も、寒々としてきた。 
  〜その辺りから〜  
≪ 六十代で運動して、体力をつけるのも悪くはないが、外に出てさまざまな
 人と触れ合い、話し合うのは、それ以上に明るく、若返らせるはずである。
 そして七十代、これはなってみて改めてわかるが、すさまじい世代である。
すさまじいとはなにか。これをあえて具体的にいうと、日々、確実に老いて
弱っていく年代、とでもいおうか。
 その前、六十代は老いるとはいえ、まだ鍛えようによっては伸びる、
強くなる余地もないわけではなかった。しかし、七十代はすべて下るだけ。
あれ、こんなことができなくなった、これも無理かと、不可能なことが増える
ばかり。といって、努力しても無駄。 かくして、ここからは「諦めの時代」、
老いてやがて死ぬ、そのための準備期間といえなくもない。
 こう書くと、人生の末期、暗いだけの時代、と思うかもしれないが、
そうともいいきれない。 このすべて終わりに向かって傾き出す、このときに、
とてつもない発想にとりつかれ、動き出すことがある。 たとえば、突然、
動物や植物に異様に熱中したり、今迄と全然、別の仕事に全力を注ぎこんだり、
激しい恋に溺れたり。
 七十代の高齢者とは思えぬ、激しい行為に熱中する人が少なくない。

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04月06日(木)
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