ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[382875hit]
■5855,閑話小題 〜 大相撲・今場所が面白い
* 大相撲が面白い
八百長事件や賭博事件で人気が地に落ちていた大相撲が面白くなっている。
TVの大型化と鮮明化に加え、ガチンコ勝負の徹底で迫力が圧倒的に増している。
モンゴル人の上位制圧に対抗するため、「腕白相撲」からの英才化で、日本力士
がモンゴルと互角近くになってきているが。逆に中卒からの叩き上げの日本人
力士は、稀勢の里、煦タ、千代の国など7〜8人しか存在しなくなった。
とはいえ、有望なのがモンゴル人にも多いのも事実。
この19年、日本人横綱は出なかったが、先場所、稀勢の里が優勝をして横綱に
なった上、今場所も何とか連続優勝をした。まさか奇跡はないと思っていたが。
数百年、数千年、モンゴルの草原で羊の乳と肉で育ったのと、狭い山間の農地
で育だった日本人とは土台、骨格が違う。おまけに、相撲の由来がモンゴル相撲
であるとすれば… さもありなん。
10歳半ばの少年期に高校留学で単身、モンゴルから外国の地にやってくるのと、
親がかりの腕白相撲上りとは、ハングリーの根の深さが違う。とはいえ、モンゴル
に幕内上位を占拠され、優勝がかかれば、稀勢の里のように同国人の援護射撃で
土俵下に叩き落とされる。 海外に大相撲を解放したのが良かったかどうか?
柔道同様、衛星中継の時代、開放して正解。相撲は立合いの一瞬で勝負が
つく、体重無差別の大型小型が争う異様な格闘技。面白いといえば面白い!
若手の日本人の期待組は、・高安・正代・御嶽海・北勝富士・貴景勝・石浦
・小柳や、幕下以下に面白そうなのが多くいるが、問題は大怪我。
・・・・・・
5490,閑話小題 〜移民で行き詰る欧州
2016年03月27日(日)
ベルギーのテロ。もっと大きな規模だったのでは? と報じられている。
パリの二つのテロと、このテロが一連のテロとして繋がっているが、何処で、
何が起こっても不思議でない様相になっている。 自殺願望の人が、どうせ
死ぬならと、勝手にISに入ったふりをして、テロを起こす可能性もある。
何か世界的に、いやな空気が覆ってきている。IS支配地区では、世界中の
国が、彼らを殲滅しようと、彼らからすれば、虐殺がおこなわれている。
昨日借りてきた月刊誌の『新潮45〜1月号』の特集、
〜イスラム系移民で行き詰る欧州〜 が、ずばり問題の核心をついている。
ーその一部を抜粋ー
≪ ドイツ政府が難民・移民の受入れに前向きだったのは、人口減社会への
対策という将来的な計算もあった。それは人口減に悩む日本にとっても他人事
ではない。だが、西欧のイスラム教徒を取材した経験から言って、私には移民
や難民を単に「労働力」と見るのは、もはや無意味であるように思われる。
イスラム教徒を西欧キリスト教社会にうまく融合できない限り、彼らは社会の
異分子であり続けるからだ。 現在、EU人口五億人のうちイスラム人口は
約二千万人を占める。同時テロ事件があったフランスはもちろん、ドイツ、
英国でもイスラム教徒は別世界を構成し、容易に白人社会に融合しない。
人道上の観点から、移民受け入れに熱心な北欧諸国では、ソマリア人たちが
都市部にゲットーを作ってしまった。今の欧州には、イスラム教徒を巧みに
取り込んでいる「モデル」は存在しない。
それどころか、イスラム教徒たちには、経済格差に加えて、白人社会の目に
見えない「壁」が厳然と立ちはだかる。知人の三十代の男性アラブ系フランス
人は、「求人広告を見て電話すると、名前を告げた途端に、だめですね。
『もう決まってしまった』と言われますよ。時には名乗る前に拒絶される。
声の様子で移民出身だと分かるから」と言う。表には出ない就職差別だ。
アバウドが逃げ込んだパリ郊外のサンドニは失業率が公式統計で18%、
貧困率が27%で、それぞれ全国平均の約二倍だ。ベルギーも事情は同じ。
モロッコやアルジェリア、チュニジアのマグレブ三国からの移民やその
子孫の就労率は44%で、全国平均の76%を大きく下回る。こうした環境で、
イスラム教徒の若者は疎外感を募らせる。イスラム過激派対策に詳しい
[5]続きを読む
03月27日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る