ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5849,「やさしさ」をにつける −A
<「やさしさ」という技術
―ステファン・アインホルン (著)>
* 賢い利己主義者になるために
人間も生命体。その遺伝子は利己主義であり、生命体を媒介として、
生き延びてきた。生き延びるには、まずは賢くなければならない。
利他は回りまわって利己になるため、拙速に利己を求めないだけ。
あらゆる生命が利己的で、人間はその最たるもの。そこで、他者の利己主義と
おり合っていくには賢くなければならない。そのためには「やさしさ」が必要
となる。amazonの内容紹介と、「はじめに」の要約が至極丁寧にまとめてある。
誰でも出来るやさしさは、無心で何気なく褒めてやること。作家の渡辺淳一
が生前、「思いを入れないで女性を褒めろ」と言っていたが、ついつい、思い
が入る。だからいいのだろうが。
――
<内容紹介>
人口900万人のスウェーデンで驚異の30万部突破!
これが、北欧で社会現象となった世界初の「やさしさ学」講義。
なぜ、見返りを求めない行為があなたの得になるのか?
なぜ、「高い収入」や「名声」を求める人ほど幸福度がダウンするのか?
なぜ、多くの動物が「思いやり」や「やさしさ」を持っているのか?
ノーベル賞の選考委員会を擁する世界トップ医大・カロリンスカ医科大学で
「学生が選ぶ最優秀教授」にかがやいた名医が、わかりやすく、感動的に語る!
「死ぬ前に後悔しない人生」を確実に手に入れるための名講義、待望の日本上陸。
◎やさしさは誰でも身につけることができる「技術」である
◎「高収入」「名声」を求める人ほど幸福度が低い
◎銀メダル選手より銅メダル選手のほうが満足度が高い
◎他人に目をかけられることは心身の健康に不可欠
◎他人を褒める人ほど出世する
◎衝突は百害あって一利なし
◎やさしさは個人にとっても社会にとっても大きな「得」をもたらす
――
―「はじめに」よりー
オルダス・ハクスリー(イギリスの哲学者・小説家)
「おはずかしい話ですが、私は生涯、 人類の行く末について考えて
きたというのに、 結局は“もう少し人にやさしくしなさい"という
言葉よりも ましな助言を人に与えられないことがわかったのです」
〜〜 書評より 〜〜
「お金持ちになる方法や、頭がよくなる方法、創造力や仕事のスキルを高める
方法について書かれた本はすでにたくさんあるが、やさしさの技術を磨き、よい
ことをして成功する方法について書かれているのは、本書以外にはないと思う。
一般的な通念では、やさしさとは「生まれもった資質・性格」であって、個人
の意思でコントロールできるものではない。だが本書を読んでもらえればわかる
とおり、これは正しくない。一部は親から受け継ぐものだが、やさしさは、
誰でも意識的に身につけることができ、一生磨き続けることができる「技術」。
そしてこの技術こそが、人生で成功を収めるために、そしてこの世界をより
住みやすい場所に変えるために、もっとも重要な要素なのである。
さらに私が伝えたいのは、私たちは自己犠牲的な博愛主義者になる必要はなく、
利己的な動機から他人によい行いをしてもまったく問題はないということだ。
やさしさは、まちがいなくあなたの得になる。こう聞いて憤慨なさる方も
いらっしゃるかもしれないが、本書を読み終えるころには、みなさんにも納得
してもらえると私は信じている」
内容(「BOOK」データベースより)
世界トップ医大で「学生が選ぶ最優秀教授」に輝いた名医が、わかりやすく
感動的に語る!北欧で空前の社会現象となった世界初の「やさしさ学」講義。
なぜ、「与える人」ほど多くを受け取るのか?
――
▼ 「やさしさ」といえば、「東洋的温和」が思いつく。争わず、一歩も
二歩も譲る大らかさ。アジア人なら何を今さらだろうが。「自分を愛せ、
その後に、自分を愛するように他人を愛せ」ということ。自分を愛するように
他者を愛せるかどうか? これは過去の自分の行蔵についても言えること。
・・・・・・
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03月21日(火)
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