ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5728、閑話小題 〜大相撲・つれづれに

   * 5歳頃の大相撲と、その変遷
 大相撲、九州場所中だが、白鵬も黄昏時期になり世代交代時期に入った中、
八百長も少なくなり、面白いユニークな力士同士取組の妙が実に面白い。
時々の顔になる横綱と、周辺の力士の素材が、勝負の質を決めている。
 私の生家が長岡駅前だったこともあり、父親が太平洋戦争終戦の焼跡に、
個人名義では全国初の4階建てビルを建てた。昭和26年の頃である。
周囲に高い建物が無かったこともあり、巡業になると、2人のヤッコ姿の男
が二人、棒に吊るした太鼓を叩いて街中を練り歩き、最後に、実家の屋上で、
数時間叩いていたのを記憶している。
 当時の地方都市の娯楽は、ラジオの歌番組と、大相撲放送と、地方巡業と、
プロレス興業と、映画ぐらい。 野球は、まだ都会の娯楽という感があった。 
店の屋上を貸した見返りに貰った地方巡業のタダ券を持った父親と、何回か、
近くの阪之上小学校の運動場に設置されたテント内の土俵周りに連れていって
もらっったが、その観戦の面白かったこと、ワンダーランドを覗き見る思い
だった。吉葉山、千代の山、三根山などの姿が目に今でも焼き付いている。
幼児だったこともあって、力士の図体が山のように大きく見えていた。
それと、酔客の惚けたヤジが子供ながら、大笑いをしていた。
 当時、本場所に入ると、実家の商店内には大相撲放送が流れていて、子供
ながら手に汗をにじませ聴いていた。それが、中二の頃からテレビ放送の実況
放送になって、ますます興味を持つようになった。初代・若乃花の頃である。
それも上京してからは、興味は半減していた。
 吉葉山、千代の山、鏡里、栃錦、若乃花、大鵬、柏戸と、その主役が、
時代と共に変わっていった。人気という点では初代若乃花が群を抜いていた。
力量では、北の湖、朝青龍、白鵬。人品、風格を含めたら、大鵬が抜群である。
 記憶に鮮明に残っている取組は、千秋楽での、栃若の全勝決戦。これは、
全国的な盛り上がりで、現在では考えられない素朴な良き時代?
 幼児期の生活環境は、刺激的で、生々しい日々であった。
その「三つ子の魂百まで」の延長が、今でも続いている? 
<列車の路線は真面目に正攻(成功)法に。列車内は面白可笑しく遊ぶ。>
「死んでしまえば、はい(灰)、それまでよ!」の、今日この頃。
 で、今場所の豪栄道 どうなる? 駄目! 他の力士が順調過ぎる。
潮流は、
・最近の大卒4人衆<正代、御嶽海、北勝富士、小柳>に、遠藤を加え、
 石浦、宇良など学生相撲出身の次世代力士群と、
・モンゴル力士などの外国人力士群と、
・叩き上げ力士群、との三つ巴の目に見えぬ情動の妙が面白くなる。
書いていて、何か年寄っぽくなっている自分に気づく。歳にはかてないのか!

・・・・・・
5363,閑話小題  〜文明の相克
2015年11月20日(金)
   * 文明の相克
 今年も、あと一月足らずだが、やはりISのテロ関連が中心であった。
1月と11月のパリのテロと、ロシア機への爆発テロなど戦争の様相である。
さらにISなどシリア内戦で700万人が難民なり、その何割かが大挙、欧州に
押し寄せている。そこにISのテロリストが紛れ込むため、問題は複雑。
その対処に、欧州の安全がゆれだした。20数年前に、エジプトに初めて
行った時、若い女性の日本人現地ガイドが、空港からホテルに向かうバス
で言った注意が、鮮烈だった。
《エジプトはイスラム圏で、欧米文明の常識とは根本から違います。
これから今までの常識を捨ててください。イスラムは、金持ち、力ある者が、
ない人に何かを与えるのは至極当り前のこと。今日からラマダンが始り、
日中の断食に入りますが、全員がイライラの極み。日本人への釣銭は、ほぼ、
まともに返しません。「騙すより騙される方が悪い」のがイスラムです。
いちいち、それに腹を立てていては、せっかくの旅行がダイナシになります。
女性や、子供を褒めてはなりません。褒めると、それは欲しいと同じ意味に
受止められます。とにかく、ここは別世界、注意をして下さい!》 

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11月20日(日)
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