ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5698,閑話小題 〜県知事選の結果に ~A
* ドラフト会議
昨夜、ドラフト会議があった。指名枠にある選手にとって、人生を左右する
運命がクジ引きで選択される場面は、みる者には、たまらなく面白い。
幸運?にもとれた選手が当りか外れは、数年経ってしか判明しない。
翌年から、中軸として活躍するのもいれば、プロ向きでなく、そのまま消えて
いく選手も多い。 大相撲は、本当に強いのは、そのまま、幕内まで、駆け
上がっていくのが通例。何故か怪我が少ない。最近、こういう大物は、白鵬と、
朝青龍以外、存在しない。十両と、幕下に、個性的な力士が数人いるが、大物
というと、どうだろう。 有望力士が多くが怪我で消えていくケースが多い。
高校野球と高校相撲と柔道に数名、超大物がいるが、これらがプロとして
表だってくるには、あと3~4年は要する。
* 県知事選の結果に ~A
県知事選に、原発再開慎重派の県知事が生まれた。この結果は、地元経済に
とって大打撃になる。柏崎刈羽原発は、世界最大の規模である。その近くで、
二度の大地震が現実に起きている。一つ間違えると、福島原発事故のように、
溶解の可能性もあった。再開に異議をとなえた泉田は、明らかに策略?と、
おぼしき手段で、再選を断念した。三期で充分だが、原発に対する現地民の
危機感を、森元長岡市長は読み違えた。選挙運動の彼の態度には、既に県知事
の風格が滲み出ていた。
もう一つ、東京都知事選挙に続いての新潟県知事選の自民党の敗退の意味
するところは、利権の塊のような風貌の幹事長の傲慢な態度と、本性を露骨に
表してきた自民党の体質。これが、そのまま、TVや、ネットで流れている。
豊洲市場の談合疑惑や、盛り土の変更問題、明らかに汚職の痕跡が露わである。
更に、富山市の市議の不正受給の問題もある。北方領土の返還交渉成立直後、
アベノミックスの失敗が表立つ前の衆院の解散を目論んでいるが、前回のような
二匹目のドジョウがいるかどうか。改憲には賛成の私には複雑な感がするが。
・・・・・・
5333,ノンセンス辞典 ーA
2015年10月21日(水)
〜BRUTUSの「谷川俊太郎」ーノンセンス辞典〜
≪ ・【思想】= 思いつきの別名。その思いつきが新奇であればなおいい。
たとえばひとりの子どもが、〈空は青くないよ、空は茶いろだ〉と言えば、
あの子には思想がある、というふうに用いる。思想を体系化しようと試みたり
思想に生命を賭けたりすることは、今日では邪道とみなされている。
▽ 思想を思いつきとは言い得て妙で、本来、そんな大げさなものでもない。
カントの〈コペルニクス的大転換の『対象に認識が従うのではなく、
認識が対象を従える〉も、初めは思いつきだったのだろうか?
過去、現在、未来の時間軸を入れると、直感でわかることだが。
・【文化】= 蝿が一匹もいないこと、または蝿が適度にいること、
または蝿が無数にいてもちっとも気にならぬこと。
▽ 蝿がいるのは、それが発生する環境があるから、気にならないのは、
慣れてしまうこと。それも文化?
・【前むき】=頭部を前方にむかって固定した状態。人によってその頭部が
やや左へ、或はやや右へ傾くことがあるが、後さえふり返らなければ、
三六〇度どの方向をとっても、前だと言える利点がある。
▽ 「前向き」の人とは、人生を振り返っても、慙愧の念に捉われない人。
振返ると、そこには後悔することばかり、「今、ここ、私」の垂直の
瞬間には前向き方が、遥かに楽である。
・【ミクロ・デス】= メガ.デスの反意語。メガ.デスは、他人が大量に死ぬ
ことを意味するが、ミクロ・デスは、自分がたったひとりで死ぬことを意味する。
ごく最近の新造語らしく、用例はまだ見当らない。
▽ 誰もが最期は独り、ミクロ・デスで終わる。孤独死は万人のもの。
・【わいせつ】= 写真、絵画等に描写された陰毛を、黒インク等によって
抹消することにより、消滅すると考えられている人間の基本的属性。
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10月21日(金)
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