ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5598,閑話小題 〜悪名は無名に勝る/竹中 平蔵
    * 悪名は無名に勝る
 一昨日のTVのトークショーで、竹中平蔵が自らを語った言葉、
「悪名は無名に勝る」が、当を得ていた。この番組内で、メンバーと
繰返し竹中の金融政策を言葉を尽くし扱き下ろしていた司会者が、竹中に、
『よくぞ、出演をオッケーしましたね!』に対し返した言葉である。 
「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「無関心」。その無関心よりも、
嫌われる方が良い。嫌われるのは、忘れ去られることでない。
 〜この言葉そのままを「ネット検索」をしたところ〜
<渡辺恒雄が、「悪名は無名に勝る」と江川卓を評したそうですが、
「もともとは渡辺美智雄(元副総理)の言葉だ」(朝日新聞2012.11.28)と
発言しています。渡辺美智雄さんが誰からこの言葉を聞いたのか、あるいは
自分で作り出したのか、すでに故人となった方なので確認は不可能>とあった。
 5年前、追詰められ前に事業清算を決断したが、これに尾ひれがついた悪名が
広く流布されたようだ。銀行主導の会社整理は、考えただけでムシズが走る。
 数十年に亘って作り上げていた万一の備えを、もっともらしい後講釈で、
理屈付けをしていたが、無明の蓄群が想像を絶した陰湿な物語構成をされていた
のだろう。それに対し、「悪名は無名に勝る」が、丁度よいブラックジョーク。
「悪行は、無行に勝る」「悪業は、無業に勝る」という言葉も成り立つ。
「行」は、仏教語では、「決断」にあたる。他者の決断の成否を論じるしか
脳(能)が無い人ほど、蓄群の本質が現れ出る。無名は、淀んだ世間の生きる
知恵であり、常に裏話の悪名の材料を必要とする。 元もと、悪名を気にする
程度なら、日常戦場の事業など起こせないし、それが、逆に勲章に思えないと!
 で、恐れたまま無名の城下町縫いぐるみを着たままの一生を無業で終わる! 
   それも一生だが・・ 

   * スポーツジムのロッカールームで
 一昨日、スポーツジムのロッカーの通路の床に人が横たわっていた。
その横の長いすに人が座って様子を見ているが、風呂でも入りすぎて
逆上せ上がっているのを冷やしているのだろうと、軽く考えて、通り過ぎた。
そして帰り支度をしている内に、救急隊員が三人ほど来て、「右腕を上げて
みてとか、足を上げてみて」とか、脳梗塞か、脳溢血かどうかを調べていた。
少し様子を見て、帰ってきたが、その横には担架が置いてあった。こういう
現場といえば、二ヶ月前、信濃川土手でランニングのグループの年寄りが
倒れており、救急隊員に介護を受けている横を自転車で通りすごした。
 昨日も今日も湿気が強く、こういう急患も出るのだろう。
SJでは、年に一回の割合で救急車が玄関前に来ている。

・・・・・・
5233,窃盗専門の「泥棒刑事」 −②
2015年07月13日(月)
           『泥棒刑事』 元三課部長刑事 小川泰平著
   * 犯罪の4分3が窃盗
「窃盗」や「盗難」は、日々の生活で起こりえる危険である。それに関して、
事前に知識を身につけておいた方がよい。 〜面白そうな要所を抜粋すると
≪ ・泥棒は初犯はほとんど逮捕できない。一回で終わりという泥棒はおらず、
 常習犯は繰り返す。そのうちに徐々に犯行手口が見え、検挙の端緒をつかむ。
泥棒が犯行を重ねるうち、「あいつは必ずこうやる」という癖が見えてくる。
30年間の警察人生で出会った特徴的な泥棒のエピソードを紹介されている。
・金庫専門ドロはその場で破るか、持ち帰ってゆっくり開けるかの両パターン。
泥棒は軽業師みたいな小柄な人間が多いが、金庫ドロはその理由で大柄の人間
が多い。しかしクマヒラ金庫は持ち帰れない重量のため、開けるのに時間が
かかるので諦めるケースが多い。著者はクマヒラの防盗金庫が破られた話は
聞いたことがない。
・犯人尾行や、取調室でのやり取り、黒帯犯人の大捕り物や質屋との信頼関係
作りなど、隠語も豊富に盛り込んだ捜査裏話も面白い。 外塀がないなど
「プライバシーがない家」の方が狙われにくい。泥棒に狙われやすい場所は

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07月13日(水)
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