ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5547,子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? 〜 ③
『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? 』
おおたとしまさ(著)
学び続けることとは、コンテンツ(意味、知識)を増やし続けることになる。
情報端末の進化により、誰も簡単にコンテンツを増やすことが可能になって
いるが、問題は知恵を使って人類にどれだけ加工できるかである。 既成の
価値観から、いかにして自由になるかが、学び続けなければならない理由に
なるが、そのために既成の価値観とは如何なるものか、知っておく必要がある。
〜要点の抜粋〜 (ネットより)
・「お金なんかいらない」という人と,「勉強以外のしかたでお金をかせぐから,
いいよ」という人たちは、そもそも学校に来る理由がありません。(内田樹)
・特に大切なのは「あいさつすること」「約束を守ること」「ものを大事に
すること」の3つ。これを忘れていると,どんなにがんばっても
「クレジット」が失われていくよ。 (藤原和博)
・想像力とは他者に対する思いやりであり,愛です。そして,想像力を身に
付けるには勉強が必要です。勉強が足りないと愛のない人間になってしまい
ます。 (瀬戸内寂聴)
・せっかく勉強の機会が豊富にあるのにろくに勉強をせず,心の栄養失調に
なっているのにその自覚がない人は本当のバカですよ。でも実際,心の
栄養失調に陥っている人は想像力も向上心もありませんから自分がバカに
なっていることに気付けません。これは悲劇ですよ。だから子どもの
うちにしっかり勉強させておいたほうがいい。 (瀬戸内寂聴)
・だいたい成績にこだわるのは親のほうでしょう。勉強していい成績を
取らないといい学校には入れない。いい学校に入れないといい会社には
入れない。いい会社に入れないと自分の老後が安心できない。
全部親のエゴですよ。
・「型破り」をするためにはまず型を自分のものにしなければならない
ということです。 (板東眞理子)
・脳のクセや周りの人たちが押し付けてくる既成の価値観という束縛から
逃れることが自由になることであり,そのために勉強しなければならない
のだと私は考えています。(福岡伸一)
・頭の回転が速いとか臨機応変な対応ができるとか,発想が豊かだとかいう人
に対して「地頭がいい」という表現がよく使われますが,単に地頭がいい
だけでは彼らを「教養のある人」とは呼びませんよね。単に多くのことを
知っている「物知り博士」や「クイズ王」みたいな人も「教養のある人」
とは呼ばない。「知識の時間軸を持っている人」のことを「教養のある人」
と呼ぶのだと私は思います。(福岡伸一)
・短絡的な目的のために勉強するより,本質的な勉強をしているほうが,
結果的に進学の面からも有利であるといえます。(茂木健一郎)
・心理学者のミハイ・チクセントミハイが「フロー理論」の中で提唱する
考え方も同様です。成功してお金持ちになるという目標を立てている人が,
その目標を達成したら幸せになれるのかといったらそうでもない。要する
に「プロセスの中にしか幸せはないんだ」ということです。(茂木健一郎)
・自分の頭で計算することで「数覚」と呼ばれる数に対する感覚が研ぎ澄ま
されます。「数覚」があるのとないのとでは物事の見え方は絶対に変わって
くるのです。(茂木健一郎)
・命というのは契約書を書いてどこかからもらってきたものじゃないでしょう。
気が付いたら生まれていただけのことでしょう。だったらもともと自分の
ものなんかじゃないはずですよ。(養老孟司)
・自分で考えるクセが付いている子はそういう疑問が浮かんでも親には
聞かないでしょうね。「あ,これはもう答えのない問題なんだな」って
直感的にわかるでしょう。(養老孟司)
・人生に正解や目的があって最短距離を歩むのがいいのなら,生まれたら
すぐに死ねばいいということになる。(養老孟司)
――――
▼ <目標を達成したら幸せになれるのかといったらそうでもない。要するに
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05月23日(月)
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