ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5404,大晦日 つれづれに
☆ 大晦日には、この総括を書き上げることと、過去の総括分を読み返すこと
が楽しみである。時流からして政治、経済の見通しは暗く、自分自身に甘く、
明るい? としても、実態を凝視すると、重苦しい潮流に押流されている。
やはり、ISによる世界規模の爆弾テロと、シリアを中心としたアラブ難民の
欧州への大量流入問題がある。北朝鮮の政治混乱が生じれば、難民は日本にも
殺到してくる可能性がある。遅かれ早かれ日本でもISに感化されたテロが
起きる可能性がある。更に懸念されるのが、欧州、中国、経済後進国の経済破綻
危機である。時局は年々、世界的右傾化と、一強多弱の傾向が顕著になっている。
ギリシャや、中国経済の破綻をキッカケとした株価暴落で、隠されている
世界恐慌が一挙に表立ち、身近の貧困問題が出てくる。世界的経済格差が、
そのまま、身辺の格差に繋がってくる。
「日本にとって、今年が最後の平和の年だった!」 と、言われないことを
祈るばかりである。
☆ 個人的には、年初の1月15日に「古希」を向かえた。そして半月後に、
自分が70歳になる。その実感がないのが、偽らざる気持ちである。
若い頃みた老人の印象は、地味で暗い顔をした大爺で、何時の間にか
消えていった。 今では誰が先か後の問題でしかない。母から聞いた話で、
90歳過ぎの伯母が寝たきりになったので、挨拶に行くと、正座で、
『老いるとは無念なことじゃ!』と、悲しそうな顔で言ったという。
長生きすれば良いことばかりでない、むしろ嫌なことが多いはず。
で、今年の総括は、充実感は90%、満足感は80%、日々是好日度は80%。
読書も、映画も、TVドラマも、運動も、美味い酒も、満足度80点。
これに加えた過去の文章が、晦日の私の気持ちになる。 良い年を!
★ 今年読んだ本は、以下である。再読や、雑誌も入れた!
ー『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著)
ー『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』安田登(著)
ー『修羅場の極意』
ー『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』深尾 葉子(著)
ー『人間であること』時実利彦著
ー『毛沢東の大飢饉〜史上最も悲惨で破壊的人災』
フランク・ディケーター(著)
ー『幸福論』吉本隆明(著)
ー『知の逆転』〜ジャレド・ダイアモンド , ノーム・チョムスキー&他
ー『金持ちが確実に世界を支配する方法』スーザン・ジョージ(著)
ー『人生、しょせん気晴らし』中島義道(著)
ー『哲学で自分を創る』瀧本往人(著) 〜再読
ー『社会学〜フシギなくらい見えてくる!』現代位相研究所(著)
ー『大脱出――健康、お金、格差の起原 』アンガス・ディートン (著)
ー『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中 (著)
ー『エリック・ホッファー自伝』中本義彦訳 〜再読〜
ー『借金人間 製造工場―“負債"の政治経済学』
マウリツィオ・ラッツァラート (著)
ー『思いが人生をつくる』 〜ジェームズ&リリー・アレン(著)
ー『泥棒刑事』 元三課部長刑事 小川泰平(著)
ー『他諺の空似 〜ことわざ人類学』米原万理(著)〜再読〜
ー『ニーチェ「超」入門』白取春彦(著)
ー『その時、言葉は私の「神」となる(新潮45/6月号)
〜心肺停止になって考えたこと!』中村うさぎ(著)
ー『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』藤田孝典(著)
ー『読書の腕前』岡崎武志(著)
ー『『自分を超える法』ピーター・セイジ(著)
ー『スノーボールアースについて』〜新潮45ー2015年5月号〜
ー『クオリア再構築』〜島田雅彦:茂木健一郎対談集
ー『【澤上篤人×出口治明対談=投資も人生も長期思考で!
新潮45・3月号】
ー『ウェブ2・0」はどこへ消えた?』ー古市憲寿
新潮45号 〜悪夢の21世紀より
ー『BRUTUSの「谷川俊太郎」』ノンセンス辞典〜
ー『島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜』
ー『世界の哲学・思想〜構造主義とは 』小須田健(著)
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12月31日(木)
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