ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5387,閑話小題 〜夢の中で発明
    * 夢の中に出てきた変ったカセット
 一昨日の夜半に、面白い夢をみた。iPhoneで音楽を聴いていると、
何処かの部屋に知人が横になっている。そこには、枕の形のフレームの
カセットで、黒色のグラスファイバーで出来ている。中は、スケルトンで、
上側が頭をのせるようにウェーブが出来ていて、音色の震動が直に伝わり
迫力が出るらしい。夢から覚めて思ったことは、「これ、商品化が可能? 
音楽鑑賞に、TVに連動させた居間のゴロ寝用の枕に良いのでは?」と。
 夢が新商品のアイデアを提示? それにしても、夢は面白い!
問題は、実際に試してみるかどうか? せめて特許をとったら?
 いや、ヘッドフォンの高性能なのがあるから、これじゃダメだろう!
   * シネマ ー 杉原千畝 
 先週末のシネマは、『杉原千畝』。16年前に、イスラエルに旅行した
時に彼のことを知った。ユダヤ人社会の中では、よく知られた存在で、
その後、TVでも、たびたび紹介されてきた。この映画の脚本も、なかなか
の出来。 〜評価:85点  〜以下は、ネット紹介より〜
≪ 杉原千畝―あなたは、本当の杉原千畝を知っていますか?
― 杉原千畝といえば、多くのユダヤ難民を救ったヒューマニストとして
有名だが、稀代の【インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)】であった
ことは、あまり語られていない。堪能な語学と豊富な知識を駆使し、世界各国
で諜報活動に携わり、リトアニア赴任時には一大諜報網を構築。 混乱の極みに
あった世界情勢を分析し、身の危険を顧みず、日本に情報を発信し続けていた。
【諜報員】としての千畝の信念とは。 ユダヤ難民にヴィザを発給し続けた
千畝の心情とは。 遂に本作で、今まで描かれることのなかった本当の杉原
千畝の姿が明らかとなる。 戦後70年の時を経て“真実の物語”が感動超大作
としてスクリーンに甦る!≫
▽ 当時のユダヤ人の切迫感、危機感が、いま一つ画面からは伝わって
 こなかった。あくまで、助けた立場の視点。 ユダヤ人の脚本なら全く
違っていただろう。規律違反で、逮捕されるかどうかの際だったが、
 諜報員の経験が、豪胆な決断をさせたようだ。
映画館でみると、何れも、その迫力に圧倒される。
・・・・・・
5022,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー1
2014年12月14日(日)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
 この本は立花隆の読書案内書で、06年12月から13年3月までに300冊の書評。
書評シリーズの4冊目だが、どれも読みごたえがある。ここでは娯楽本や、
フィクションを排除してある。冒頭は、東大付属図書館の副館長・石田英敬の
対談だが、図書館の未来像が面白い。知的好奇心の追求としての読書の役割、
紙の書籍の役割が衰えない可能性を述べていたが、現在の世界が大きな変化の
時代の最中、「知」をまた考えさせられる。
ネット書評で、この対談を纏めた内容があった。 −その辺りを抜粋ー
≪ 東大図書館のハイブリッド化が進んで、蔵書のデジタル化が進み,図書館
 は紙の本と電子本併存のシステムになっていく。そして図書館のディジタル化
が急速に進めば、図書館という本の入れ物は不要になる。 家にいて東大図書館
にアクセスして本を検索、パソコンで読めるようになる。東大図書館の特別室
には森鴎外の蔵書もあり、それには鴎外の書き込みもある。ディジタル化は
書き込みにも及び、これは鴎外研究者に便利。しかし、ディジタル化した鴎外
蔵書は紙の本と比べて情報量の点でどうだろうか。鴎外の手に触れた紙の本と
パソコンで見るそれとは全然違う。前者は鴎外の息吹が感じられるが、
後者にはない。これは大きな差。電子本は「深読み」には不利になる。
パソコンはマルチタスクを同時にやるが、これに慣れていると電子本を読んで
いるときにもメイルが入ってきたりして中々集中できない。ネットのもたらす
注意力の分散化は深刻な問題。確かにネットが広く、かつ深く行き届けば
大学も存在価値をなくすかも知れません。研究者は専門誌をネットで読むし、

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12月14日(月)
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