ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2050年の世界 ー15
「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
第十章 高齢化社会による国家財政の悪化をどうするか ーのまとめ
・世界的な高齢化によって、年金と健康医療費の増大は、国家財政にとって大きな負担になる。
・社会保障費の増大は、防衛費や教育費など国家にとって欠くべからざる分野の予算を圧迫してきている。
・先進国のみならず、新興国もインドを除いては、社会保障費の増大にともなう国家財政の悪化の懸念がある。
・しかし、そうした国家財政の悪化は、改革によって防ぐことができるものである。
・年金については、雇用期間の延長、あるいは、富裕層には選択的に支払わないなどの措置がすでにとられつつある。
・健康医療費については、オランダのように、貧困層や弱者には、政府が援助をし、そうではない部分で、
民間の医療保険に市場を開放するなどして、費用削減の効果をすでにあげている。
・ベビーブーム世代の年金の受取額は一人ひとりは大幅に減ることになる。
しかし、それによって、一回きりの費用増大のショックをやわらげることができる。
・開発途上国では、将来の高齢化を見こして余裕のあるうちに、年金の賦課方式から積立方式への転換が比較的容易に
行なわれるだろうし、そうした措置をした国家は、将来に備えることができる。
・政府借入金の急増の余地を残すために債務を低く保つ、戦略的な財政備蓄の確保の必要性がある。未来の国庫は、
例えば気候変動に伴う極端な気象現象による災害に備えての自然災害税など、多数の財源を持つことを要求される。
▼ この問題が、日本の将来の最大のネックになる。富裕層と、有能な若者は、日本を見限り移住するだろう。
問題は、少子化と高齢化である。そして、一部の富裕層が富を独占する歪な社会が、世の中を不安定化する。
40年でなく、あと10年もしないうちに、国家財政の破綻と、非常事態宣言が行われることになる。それが、数年先かも
知れないのである。
・・・・・・
4211, 異郷日記 ーアフリカの不思議の力
2012年10月06日(土)
* ライオンの魂 「異郷日記」西江雅之著
アフリカ、アメリカ、中国、東南アジアに住んでいた頃の逸話は、生々しく惹きつけられるものばかり。
アフリカでは、今でも魔術が信じられているところが多いというが、芯から信じれば、それは現実。ー以下も、その一つであるー
≪ 不思議な力を持つものには、以前に出会ったことがある。東アフリカで生活をしていた頃のことだった。村人の話によると、
雄のライオンのなかには、死ぬ瞬間に自分の魂を勢いよく口から吐き出すものがいるという。普通の姿勢を保っている状態では、
ライオンの口は下を向いている。死ぬ瞬間に吐き出される魂は、地中深く埋まってしまい、人の目に触れるしとはない。
ある猟師はライオンに出くわしてしまって正面から撃った。その瞬間にライオンも自らの魂を吐出した。その魂が飛ぶスピードは
弾丸並みであった。そこで、猟師とライオンは相討ちとなり両方とも死んでしまった。まことしやかに話すというのではない。
本気で語っているのである。東アフリカの多くの地域では、ライオンの魂は貴重品である。それを家に置いておいたり、携帯して
いたりすれば、戦争に行っても弾には当たらない、旅に出ても強盗に襲われない、病魔も近づかない・・などなど、如何なる
災害からも身を護ってくれると信じられている。ある時、わたしはそのライオンの魂なるものを村人から手に入れた。
直径三インチほどの毛玉のようなものである。わたしの目には、それはどうやらライオンが食べた動物のうぶ毛が腸のなかで
結石のようになったもののように見えた。とにかくそれを持って町に帰り、嬉しくなって近所の人にそのことを話したら、
なんということか、その後の何日か、わたしの部屋は狙われ続けて、すベての害から身を護れるはずのものを手に入れた途端に、
それまでは一度もなかった害の恐しさを経験することになったのだ。ライオンの魂は、それほど素晴らしく、安全を求める人心を
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10月06日(月)
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