ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4939,「あなたの家の宝物は何ですか」
* 我家の宝物は私です! 〜『お金の正体』日下公人著より
「あなたの家の宝物は何ですか?」に、「わたしです!」の答えが良い。
何度も書いてきたが、多くの兄姉の末っ子として生まれ、両親、とりわけ父親に孫のように
扱われて、幼児の頃から、法事や外出時には、私を連れ歩くことが多かった。また、母親も、
忙しい商売の最中でも、時々だが、寝しなに、「世界で一番大好き」と抱きしめてくれていた。
その温もりが、人生の修羅場で、自分を大きな支えになっていた。
親に愛された温もりこそ、お宝になる。 ーその辺りからー
≪ 昔、伊藤忠商事の人事部長から、こんな話を聞いたことがあった。
若い女性を採用するとき面接をするが、あらかじめ渡した質問状に
「あなたの家の宝物は何ですか」というのを入れた。そうするとたいていは
「なんでも鑑定団」に出てくるようなものを答えるが、「子供」と書いた女性がいたという。
「子供って何ですか? あなたの子供のはずはないでしょう」と聞と、彼女は「そりゃあそうです、
わたしのことです。わたしがわが家の宝です」と答えた。父親が工場で働いているので、
夜遅くまで残業して、疲れて帰ってくるが、ときどきは酒を飲んで、酔っ払ってから寝る。
そのときはわたしの頭をなでて、『わが家の宝は子供だよなあ』と言う。
父さんがそう言ってたから、わたしは家が宝だと思っています、と答えた。
人事部長は感激して採用したが、「はたせるかな、いい女性でした」と語っていた。
つまり、かつての日本では、家族のため、が働く動機の第一で、お金のありがたさは、
子供が育つことにあったのだが、そういう日本がなくなってきて、お金はいったい
何をするためのものですか、ということになってしまった。だがふたたび、お金の背後に
ある人間の気持ちとか社会とかを考える時代がやってきたと思う。・・・ ≫
▼ やはり基本は夫婦仲の温もり。温かい人の根っこが、そこから生まれてくる。
その割には、温みが少ないのは何だろう? 終戦直後に生まれて、ドサクサの生活環境も
あったのか? 20〜30人に一人の割合で、その温もりが、そのまま出ている人がいる。
それが品位と重なった時、内なる優しさが熟成される。 「あなたの(家の)お宝は何?」
の質問そのものが、お宝。そして、「わたし」こそが、お宝である。 その「わたし」とは、
外界との触媒の中で、「こころざし」「行蔵」「温もり」「知識」「品性」などから成り立っている。
ということは、子供に、一流の芸術作品、一流の人物、大自然の景観などにシャワーのように
浴びさせるのが、親としての勤めになる。それ以前に、まず自分に対しての勤め。
それこそがお宝である。 とすると、やはり家系と、温もりが大事?
・・・・・・
4572, ほめことば練習帳
2013年09月22日(日)
* ほめることは、それだけで立派な行為! 「ほめことば練習帳」山下景子著
これは良い本である。テクニック書でなく、幸福への玉手箱と言っていい。
ーまずは、「はじめに」の冒頭部分からー
《「ほめる」は「秀(ほ)」を活用した「ほむ」が語源だといいます。「秀」は「穂」と同じで、
高く秀でているものや、目立つもの、優れたもののこと。古くは、祝ったり、祝福したりするという
意味で使われていた。「ほめる」というと、どうしても、よい評価を与えることと思いがちですが、
そうではなかったのですね。素晴らしいことを共に喜び合うという方が、本来の「ほめる」に近い。
古代、日本人は、言霊を信じていました。
言葉には、魂がある。 そして言葉に出すことによって、事柄として表現する。
そういう思想もあって、素晴らしいと思ったことは、どんどん口に出して伝えようとしたのでしょう。
良いのものは、相手に良いと伝える。優れたものに感動した時は、それを周囲に伝える。・・・・
一方、ほめられるということは、嬉しいこと。これは、ご褒美にもなります。
特に上位者や権力者からのお言葉は、ありがたいご褒美となります。
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09月22日(月)
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