ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6091,閑話小題 〜日馬富士の引退など、以ての外!
ある程度を考えたら、後は出たとこ勝負である。
・・・・・・
3887, 積極的逸脱
2011年11月16日(水)
 異端をマイナスに捉えるのでなくポジティブにみる
「ポジティブ・デビアンス」という言葉がある。日本語にすると積極的逸脱。
世界を巡ってみると、それぞれの地域の閉鎖性が垣間見え、それが異端に見える。
当然、自分の住んでいる異端が合せ鏡で見えてくる。そういう私の方が地域社会
では異端になる。それもあり、地元の人の付き合いは一部の人と因縁ある学校の
同級生を除いて最小にしてきた。 これが私にとって、これが積極的逸脱。
職場が新潟、住居が長岡だったこともあり比較的上手くいったと思っていた。 
しかし、私という存在は他者がいてこそ成り立っている。その他者が限られた
閉鎖社会としたら、その兼ね合いは難しい。「ポジティブ・デビアンス」は、
もともと社会問題の解決法に使われていたが、現在ではビジネスに使われて
いるようになっている。後進国の農村で死亡率が高い中で、ある村が何かの
きっかけで、手を洗い、動物性タンパク質を取る習慣があって、たまたま
近くに医者がいる部落があったとする。その地域からすれば、その習慣は
他の地域社会の常識から逸脱していることになる。しかし、それを知った
外部の人が、それを他の部落の人に広めることで、全体の死亡率が減って
いったという事例がみられる。 コンピューターの世界に「暴走熱」がある。 
一定期間継続して作動するコンピューターが、熱を出して不具合が生じる
トラブルで、これはエンジニアの世界共通の常識であった。これをアメリカの
大手コンピューター・メーカーの一人のエンジニアが立ち上がり、世界中の
ポジティブ・デビアンスを探し出し解決をし、会社への競争優位をもたらした。
大体の改革とは、そういうもの。従来のやり方を根底から変えることは、
どうしても摩擦が生じる。秘境ツアーそのものも、極的逸脱である。
在り来たりの観光地から、秘境・異郷に興味が向いたのは積極的逸脱のため。
そうしなくてはストレスが解消出来なかった。逸脱する対象が奥地になるほど、
比例して満足度が高くなっていた。
 あと二週間しか生きられないとしたら、何をしますか?」という質問がある。
死に直面したら、当然、日常生活からの積極的逸脱が残された人生を生きる
術になる。ベターの時間より、ベストの時間を過ごす何かを求めるはず。
そこで、それを本気になって探すと、自分の生きている世界に、それが無限に
転がっていることに気づくことになる。第二の人生でのキーワードは、
積極的逸脱である。 緑の原野から、視界の広がったサバンナへの逸脱へ・・

11月16日(木)
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