ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6017,ルネッサンス
言葉のイメージとしては良い順に・自尊心がある・誇り高い・プライドが高い
ー 哲学者の池田昌子は、このへんのことを解りやすく説いている。
(ー14歳からの哲学ーより)
≪「自尊心がある」はプラスを含んだ言葉で、「プライドが高い」は自分の
弱さをカバーするための防御する気持ち。自分がしていることを自覚できるのは、
それについて考えられる精神を所有している人間だけ。精神は自分を自覚する。
精神としての自分を自覚する。そこで精神にとって精神よりも大事なものは
ないと知る。なぜなら、精神としての自分にとって何が大事かを考えることを
知ることができるのが、まさに精神だからだ。自分を大事にするとは、
つまり精神を大事にすることである。「自尊心」とは、自分を尊ぶ、自分を
愛するということの、本当の意味がこれだ。自尊心を持つことと、プライドが
あるということは、間違いやすい。誰も自分が大事で、プライドがあると思って
いれば、他人に侮辱されても腹が立たないはずだ。なぜなら自分で自分の価値を
知っているなら、他人の評価は気にならないはず。もし腹が立つなら、
自分の価値より他人評価を価値としているからだ。それは自尊心でなく、
虚栄心ということになる。≫
▼ 自尊心は『本当に自分を尊く思える心』。プライドとは全く違う。
人から否定的な事を言われたり、弱い自分がさらけ出されても自尊心が高ければ、
心は揺らがない。自尊心が低いと、他人の評価を気にしてプライドと言う虚勢で
弱い自分をカバーする。プライドの高さは虚勢の高さに他ならない。
自分を尊び、価値ある存在と信じる自尊心とは違う。そのため自尊心の低い人
ほどプライドが高くなる。年齢をかさねるにつれ、それが小さくはなるが、
女子と小人は、その壁がますます高くなっていく。誇り高いというのは
プライドと意味は似ているが、虚勢の高さはプライドほど高くはない。
自尊心とは自分に自信があって生まれる。プライドは、自信がないための防御
の柵をいう。無知蒙昧のカラ元気。 居るよ、こういう人!地頭が悪いというか、
底がない? 何か、自分のこと?と思い知る。プライドも自尊心もズタズタ?
が現在の私だが、ことの本質(世界恐慌)をみれば極当然のこと??
と、プライドの心が囁き出す。そして、そのプライドの壁の上から、
そこに来ている恐慌の大津波を眺めている日々。
09月04日(月)
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