ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5737,閑話小題 〜リア充
学生時代の卒業間近から27歳までの修行時代から事業創業期の精神は緊張と
不安の極限にあった。あまりに突き当たった壁が厚く、自己確立が曖昧だった
内面は粉々になりかけていた。しかし、それを表立てることは許されない節目時。
傷つき荒れ狂った気持ちを自分で何とか立て直さなければ、絶壁の谷底に転がり
落ちる綱渡りの日々。その中で、狂わないようにバランスをとらなければ
ならない上に、自分を奮いたっていなければならない。その日々の中で、
学生時代の終わりの頃に読んだ、このブリストルの「精神力を活かす」と、
ダン・カスター著「精神力、その偉大な力」が心の支えになっていた。
そこには色の違う傍線が幾つも引かれている。経験を重ねるうちに、この手の
本は安物の精神主義の本でしかないと疑問を持つようになっていた。40年
経った現在再び、読み返しているが、決して安物の精神論の本でないことが
分かり安心をした。マーフィーの成功法則の下地になっていると思われる。
特に「精神力ーその偉大な力」は、先がさっぱり見えない
不安感と挫折感の中で、何度も何度も読み返したことが懐かしい。
節目時に読んだ本は、節目時の自分の心でもある。 40年の年月は長い!
そこで失ったものと得たものが私自身。一月程前に、信濃川の大手大橋を
歩いていたとき、地球の芯からの声が聞こえてきたことを書いた。
自分の独り言であるのは敢えて言うまでもないが、魂の芯から出ていること
は違いない。時どき、その声と対話をしたり、中心点に気持ちを収集して、
その蓋を開けるイメージを持つ。そして、そこからエネルギーが心に溢れ出て
くる感覚を持つ。また、その蓋の向う側に無限の宇宙の時空をイメージする。
気持ちが弱った時など非常に有効に働く。その下地が早朝の散歩の途中にして
いた呼吸法。気持ちを地球の中心点まで到達するイメージを持ち、中心点を
擬人化して挨拶したり会話をしていた下地があった。
散歩をポタリングに変え、しばらく、その呼吸法をしてなかった。
ところが、サイクリングの途中にウォーキングを取り入れて大手大橋を
‘引きチャリ’をしていた時、脳の底から独り言で話していた擬人化した
イメージの声が聞こえてきたのである。
一月前の随想日記に同じことが書いてある。その芯と声が、
この「精神力」と同じである。心の底のエネルギの源泉を探し出し元気を
創造しろということ。次回から、少し書き出してみるが、過去を振り返り
ながら心の源泉の湯に浸かっている気分か。精神を哲学するのも、面白い。
精神=信念=「絶対言明」+エネルギー。意志に似ているが、少し違う。
意志の哲学といえばショーペンハウアー。その影響を受けたのがニーチェ。
11月29日(火)
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