ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5622,人生を幸福で満たす20の方法 〜②
 ・ パート3では、人生の大きな3つの局面である仕事、愛情、子育ての
   状況において同じ強みを発揮するかという実践的な内容。
* 楽観主義の「永続性」については、「悪いことは一時的、良いことは
  永続的と考える」ことや、 「普遍性」については、「悪いことは一部の
  面に限られていて、よいことは普遍的だと考える」
* 今回の震災に直面しては、「これは一時的なことだから、
  もうすぐ解決する」とある。
*「学習性無力感」についてや、「まったく同じショックを受けても、それを
 制御できる、つまり自分が行動すればショックをくい止められるような場合は、
 動物も人間も活動的になり、情動が落ち着き、健康になるという結果が得た」
*「行動することに効果があり、結果を制御できると知ることが重要である」
 という「随伴性」についてがわかりやすい。
*「ただ苦悩を和らげるだけでは、苦しみ、自暴自棄になっている人を、
 本当の意味で救うことはできない。 人はどん底にあっても、美徳や誠実さ、
 さらには生きる目的や価値を必死になって求めている。
 本当に必要なのは、『苦しみを理解して和らげることではなく、
 幸せを理解し築き上げることである』」
* 人間の心はいつでも変えられる。今までの説をくつがえし、人々の願い
 をかなえるもの、それが著者の提唱する「ポジティブ心理学」」
 1.お金持ちは幸せか?  = 著者は、「アメリカ、日本、フランスなど
  先進国はこの50年で購買力が倍以上になったが全般的な生活に対する満足感
  は少しも変化していない」と。必要な生活できる収入と購買力が得られた後
  は富が増えても幸福は増えない。幸福感を決めるのは、お金をどのくらい
  大切なものと考えるか、という価値観であると。
 2.強みを生かせば幸せになれる  = 「弱みを克服することに人生を
  費やすのは間違い。むしろ、人生最大の成功と真の満足感は強みを
  伸ばした時に現れる」と。
 3.過去が未来の幸福を決めるのか? =「そんなもので決まるわけ無い!」
  と! これまでの心理学(ex.フロイト派)のマジョリティーは「過去が
  決める」だった。実際の調査結果の一例として、11歳になる前に母親と死別
  した子どもは、鬱病になる確率が若干高いが、女児に限るとそのリスクは
  ごく稀。むしろ「幼児期の経験が現在の不幸の原因だと思いこんだり、その
  ために未来に対して臆病になったりすれば人生をむだにすることになる。」
  という。】
▼「ネガティブ志向の人が、自らの短所や悩みを解消するのではなく、それぞれ
 に備わっている「強み」を さらに伸ばすことで今よりもっと幸せになる」は、
この本の要諦。「得手に帆を上げ」前に進む生き方を勧めている。

08月06日(土)
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