ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5606,恋愛心理学 〜⑦ なぜ幼な顔に惹かれる?
面白可笑しく表現している。下流と蔑まされた痛いげない少女の必死な姿を通し、
人間の品格とは何かを問おうとしている。あの夫婦の姿は多かれ少なかれ、
定年をむかえている団塊世代の家庭内に見られる実情。そこで、問われるのは、
「考える」ということ、定年までの準備の有無、そして、これまでの人生を
如何に生きてきたかである。あの家族の父親が自分、医者の娘というだけが誇り
の母親が家内、そして二人の息子を、あの二人の子供に重ねると、他人事でない?
で、どうした!である。 家族には、それぞれの結末が待っている。
最後は永遠の果てに散っていくのである。それが早いか遅いかの差でしかない。
医者を偉そうに取り扱っているが、現在の医師の8割は技術者でしかない。
そのことを当人たちは熟知している(はずである?)。何かに向かい一心不乱で
努力する姿勢、それに対し全く無頓着の生様、それぞれの人間の姿を作家の
林真理子は表現したかったのだろう。蔑まされていた娘が独りで、医科大学に
入って、医者の道を歩くところで、終わっている。それをバカバカしいと断念
する方が面白いのでは?と、思った。が、これはこれで良い。
「世の中の人が総下流なら、それは中流ではないのでは?」と常々思っていた。
娑婆では下流は平均値の半分以下の収入を言うらしい。国民年金で生活する人
たちが下流?というのだろうか? 鳩山一族が上流? こうなってくると、漫談
になってくる。ところで、私が学生時代に入っていた馬小屋のような寮の住人。
その人たちの実家は玉石混合だったが、学生時代の寮生活は、こんなものと、
誰もが着るもの、食べるものに無頓着であった。 親が自営業だった?から、
仕送りは実家が裕福かどうかに関わらず、ギリギリだった。むしろ、それを
全員が楽しんでいるようだった。誰も実家の裕福さなど問題にしてなかった。
日本は、アメリカの属国だったこともあり、経済大国といわれ、アメリカに次ぐ
豊かさを一時的に謳歌した。それが、この20年間で・・ 最後は東北大震災が
トドメ。下流とは言わないが、中の下。団塊世代と同じである。
米国が国債のデフォルトを臭わせてきた・・ 500兆以上は買わされて
いるというが・・ 待っているのは、下流の宴か、やはり。
ーたまたま去年のテーマが、それであった。
07月21日(木)
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