ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5585,お別れの作法 〜②
なぜだまされてしまうのかという疑問を、図説を使いながら解明していきます。 
自称霊媒師による詐欺行為や、UFOやネッシーのニセ写真などのトリックを
暴きつつ、霊やたたり、超能力は存在するのかを科学的に分析。また、なぜ
人々はスピリチュアルなものに惹かれ、カルト宗教に心を奪われるのか、
心理的、社会的な面からもアプローチします。≫ 
  ー その幾つかを紹介してみる ー
* かって虹の観察で、どこでどんな地震が起こるかがわかると自称していた
 人がいた。その人M氏は、虹の色の濃さや持続時間に基づいて地震の予知を
していた。その予知はハガキで知らされていた。たとえば、8月2日の午前2時に
某地方で震度4の地震があったとする。近所の人が8月2日に郵便受けを見ると、
二日前の消印の付いたハガキがあり、差出人がM氏になっている。
その文面には「8月2日の午前2時に某地で地震が起きる」と書いてある。
それで、予知が本当と信じ込んでしまう。 ところが、これが騙しだった。
M氏は自分宛によく「文面や宛名などをエンピツで書いたハガキ」を出していた。
このハガキこそが、虹による地震予知のトリックだった。これをどこかで、
地震が起こると、自分宛に送られたハガキに書かれたエンピツの文面を消しゴム
で消して、近所の人の名前と、地震の起こった日時と、場所を書き込んでいた。
そのハガキを、自分で入れにいっただけ。知らない近所の人は驚くわけである。
稚拙なトリックだが、騙すに充分である。

06月30日(木)
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