ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5501, 愛と孤独 ~池田晶子の言葉 〜D
世界を恐慌に導いてしまった。一時、世界経済を米英を親とした「ねずみ講」
をつくり上げ、世界中のものを紙切れで買い漁っていた実態が崩壊した。
これで世界中の貨幣制度の根底に大きなヒビが入ってしまった、しかし大元の
アメリカは破壊した金融機関やGMなどを国有化し、何とか体裁を保っている
ドルを注入し、立ち直りを図っている。詐欺師は元もとの金や資源を温存して
いるから、ドルや債権の価値を徹底的に下げてしまえば、傷は最小で済む。
しかし被害者は輪転機を持っているわけでない、その負債を負わされ国家破綻、
すなわちハイパーインフレで国民の金融財産の大部分が消滅する。
世界の国々はアメリカの、こうしたネズミ講の危なさを知らずにアメリカ国債
や、アメリカの銀行が発行するCDOやCDSを見境なく買ってしまった。
現在、各国が何とか金融破壊兵器を爆発させないように持ちこたえているが、
これも時間の問題。 ユーロ圏か、アメリカか、中国から、その爆発が始るのは
防ぐことは不可能である。 破壊兵器(債権)は、世界中にばら撒かれ、連鎖
して世界中を破壊する。それはデフレスパイラルから、ハイパーインフレへの
転換期に始る。日本はアメリカの金融占領国の悲哀を株価暴落か、(一時的な
円高の後?に)円安という形で日本を襲ってくる。「気がつきゃホームでゴロ寝」
で、IMFの管理国家として裸同然の国に落ちぶれることになる。アメリカは
第二次大戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦、ソ連の崩壊後は、アフガン、
イラク戦争と戦い続けている。ところがソ連が弱体化を始めた1980年頃から、
米英は軍事から金融戦争に軸を変え始めたのである。その一つがプラザ合意
から始る日本のバブルと、破綻である。(字数制限のためカット2012年4月7日)
04月07日(木)
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