ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5498,閑話小題 〜『男って、定年になったらいらないのよね!』〜①
 ・・・・・・・
3296, 不思議現象の正体を見破る ー1
2010年04月04日(日)
            「不思議現象の正体を見破る」安斎 育郎 (著) 
―超能力や心霊現象に、人はなぜ騙されるのかー 
   ー内容ー(アマゾンより・・・)
 現在までに報道されたり紹介されてきた不思議現象(超能力、超常現象、
予言など)のトリックと、それを鵜呑みにしてしまう心理状態を解説した書。
同氏の他の著作と重複する事例・内容も多いが、本書では、不思議現象が存在
するという根拠にたいし、そのトリックを説明することで、それらすべてが
いかに信憑性がないか(あるという証明になっていないか)を示している。 
世界的に有名な事例を紹介しており、それらがすべて単純なトリックである
ことに改めて驚く。圧巻は、漠然とした詩が、大事件と簡単に符合し、
いかにも予言であるかのように曲解して読み取ることが可能かを示した点。
例として、枕草子の記述を深読みすると、一文一語が普賢岳噴火にぴったりと
符合する!このことからも、ノストラダムスの詩が後世の歴史的事実と多少
符合しても、それが偶然以外の何ものでもないことを暗示している。 
現に、世紀末には何も起こっていない。
▼ ユリゲラー、イギリスのミステリーサークル、コックリサン、念写など、
 その嘘を一つずつ解明している。 ユリゲラーも、ミステリーサークルも、
念写などをTVで取上げなくなった。これはブログなどの情報化のため。
もし、信じていると言えば誰かが知っているカラクリを教えてくれる。
それだけでない、TV局そのものが問題視され、ディレクターは外される。
この本で知ったが、イギリスのミステリーサークルも真実が明らかになった。
<二人の老いた絵描きが、「夜中に麦畑のキャンパスに描いた作品」だった
と白状していた。二人はL字型の棒を持って、実際にデモンストレーション
もやってみせた。いやにイギリスの麦畑ばかり、という理由が、これである。
この現象をプラズマ物理学の立場から研究したミーデンは真面目に、この現象
は世界各国に出現したと主張、彼だけでなく色いろな人が多くの原因を唱えた>
 彼らは二人の老人に騙されたのである。こんな調子に、過去の不思議現象の
正体を暴いているから、読んでいて飽きない。次回は、あのマジシャンの
ユリゲラーを。今さらだが、オサライをしてみよう。 彼はマジックを
超常現象としてショーアップしていただけだが、注目されればされるほど、
その稚拙な手法がコミック的。

04月04日(月)
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