ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5495,女子漂流
生き抜くために必要だったからだ。
▼ 映画の「2012」でも、世界の滅亡に、世界各国が協力しあう場面が、
 これを読んで浮かんできた。人の差異は、外敵に対してでなく、社会集団に
おける自己と他者との生存競争を通じて進化してきた!というのが、鋭い指摘。 
40年前の学生闘争の嵐の中で、田舎出の教条主義の「あれ等」は、同じ方向の
分派達との争いの方が、残酷な死闘になっていった。 殺人の過半数以上が
家庭・親族という事実と同じである。人間の遺伝子の性格は利己主義という。 
それを抑えるのではなく、他者の迷惑にならないようにすることと、社会の
有益な何かに向けることが、人から人間になることだろうが、それは建前と
割り切るのではなく、エゴを野獣、いや野性と看做、コントロールすることが
教養か? 酒を飲むと、それがね〜 鵺?
 ・・・・・・・・
2918,「無趣味のすすめ」という問題提起 ー1
2009年04月01日(水)
 新聞広告のー「無趣味のすすめ」村上龍著ーの説明文である。
ーわたしは趣味を持っていない。小説はもちろん、映画製作も、キューバ音楽の
プロデュースも、メールマガジンの編集発行も、金銭のやりとりや契約や批判が
発生する「仕事」だ。 趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、
人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンド
するような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、多大なコストと
危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。
それらは私たちの「仕事」の中にしかない。 ー 思い切った問題提起である。
「人生は仕事だけではない」ことは今さらだが、中途半端な仕事をしながら、
趣味の世界に生きる人間に対する一撃。しかし仕事一筋できた男が挫折した時に、
趣味の世界を持っていたために救われることがある。 仕事のできる男ほど、
それと同じぐらいの趣味の世界を持っていて それが仕事をプラスへ導く。 
しかし、仕事を達成するには多大なコストと危険を伴い、常に失意や絶望という
底知れない荒海が舟板一枚下にある。趣味だ娯楽など、余所見をしている暇など
ないのも事実。 読書を趣味としてきたものにとって、いや酒が好きで居酒屋
通いをしてきたものとし、秘境・異郷ツアーが好きで世界中を巡ったものとし、
そこには失望も歓喜も興奮が満ちていた。そこは熱帯雨林のように豊穣な世界が
存在をしていた。 しかし、言われてみれば過去の事業を振り返れば、その数倍
の豊穣な世界があったことも事実である。要は、「力、愛、知」の「力」の
部分に力点を置くべし、ということだろう。少し、趣味に力を入れすぎたか? 
そうでもないか? 新聞広告に列挙していた内容を次回に書き出してみる。
その一つが  ー効率化とゆとりー 
「農耕と国家が生まれてから、ゆとりを持って生きることができた人は
全体の一%もいない。」が、面白いが、そうでもないんじゃないかとも
思われるが、如何だろうか?  身近では、一人も存在していないが、
いや、ごく身近に一人居る? いや、そう見えているだけ?
 (字数制限のためカット 2012年4月01日)

04月01日(金)
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