ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5451,人生で最も大切な技術 ー22 幸福の社会学〜個人の特性
ことばはないものかとそれとなく心がけてきたが、日本には見当らない。 
おしなべて忘却性悪説である、・・ことにコンピューターが異常なほどの発達を
とげて人間の記憶力の価値を暴落させている。知識人ほどその衝撃を強く受ける。
コンピェーターを念頭において人間の知的活動を考えたならば、創造的思考が
もっとも人間らしい活動であることは明らかになるはずで、その独創の土壌に
なるのが忘却である… そういう考えのもとに、この本に収められた諸エッセイ
は書かれている。忘却論ではなく、忘却をめぐるエ・セイを集めたものである。                   
 ーここに書いた内容は、アップした瞬間、ほぼ完全に忘却の彼方になる。
「いま、ここ」に集中すれば、忘却の後々に残る。それがよい!
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3250, 新・マネー敗戦 −1
2010年02月17日(水)
 以前、NHKスペシャルで「シリーズ  マネー資本主義」を放送していた。
■第1回“暴走”はなぜ止められなかったのか 〜アメリカ投資銀行の興亡〜 
                   2009年4月19日(日)午後9時00分〜 
■第2回 “超金余り”はなぜ起きたのか? 〜カリスマ指導者たちの誤算〜  
                   2009年5月17日(日)午後9時00分〜 
■第3回 年金マネーの“熱狂”はなぜ起きたのか              
                   2009年6月14日(日)午後9時00分〜 
■第4回 ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか     
                   2009年7月19日(日)午後9時00分〜 
■最終回 危機を繰り返さないために                   
                   2009年7月20日(月)午後7時30分〜 
■ウォール街の“モンスター” バブルは再び起きるのか          
                   2009年12月20日(日)午後9時45分〜 
再放送も含めて食い入るようにみた。 紙切れ(ドルとアメリカ国債)を刷って、
再びアメリカに還流するシステムを追う番組である。そこには、紙切れで世界中
のものを手に入れる仕組みをインタビューや解説で解明していた。
 それは正にアメリカが親のネズミ溝。それがアメリカ資本主義というらしい。
その最大の被害者は、もちろん日本。ところで先日、知人から「新・マネー敗戦」
を一時間ほど借りて、速読をしてみた。 
大筋は、このアメリカ・ドル本位主義の構造の分析である。 
  * 「新・マネー敗戦」 岩本沙弓著   
 ーこの本の概要といえばー《 ネット参照 》
 19世紀から20世紀にかけて繁栄した英国は、絶頂期でデフレに見舞われた。
しかし金本位制を廃止せず緩やかな没落の道を辿った。その英国に替わった
米国は、ドルを世界中に流通させ金本位制を廃止した。実物資産の裏付けのない
マネーの誕生である。バブルが起きるたび、その対策として投入された膨大な
ペーパーマネーはさらなるバブルの原因となった。自国通貨を基軸通貨として
世界に流通させ、ペーパーマネーを溢れさせた米国はさらに原油を用いて、
ドルの価値の維持と産油国経由の米国への還流を図る。 原油決済をユーロで
行う機運が出てきた際には、原油決済通貨をユーロに変更したイラクに対し
戦争を仕掛けてまで自国の繁栄を図ってきた。 それでも原油決済通貨の
変更がなされる現在では米ドル需要の減退は時間の問題。
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02月17日(水)
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